つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

ぶるーさーずでー

今年も終盤になり、少しずつイベントも復活してきました。

私自身も、朗読劇という、声優という意味ではある意味ストレートなんだけれども、”声優イベント”としてみると一般的ではない、という謎の逆転現象がおこってしまう領域のイベントにも参加させていただき、それからだいぶ経過しましたが体温が微熱に至ることもなく、それどころか平熱が35度台から出ないという、それはそれで大丈夫なの、という感じの健康な(不健康な?)日々を過ごしております。

 

で、今日は分析とかもせず、のんべんだらりと書いていくわけですが。

前って、自分はどういった感じだったかというと。
週末になるとだいたい東京や首都圏に繰り出して、声優さんに関係したイベントに参加する。
そしてたまにファン企画のようなことをやって、無理なくできる形での応援をする。
そんな感じの、典型的な地方住みの声優ファンでした。
それが日常だったし、そんなに無理は感じていませんでした。

そして、移動が解禁され、多くはありませんが、少しずつイベントも開かれるようになり。
GO TOトラベルも始まって、気をつけながらが条件ですが、地域間の移動も、だんだん自粛から許容されるようになりました。
そんな環境で。

元の”声優ファン状態”に、戻った感じがしないんです。

一つ誤解を防いでおきますと、○○さんのファンという、個人に対しての好きとかファンだという感情が変わったわけじゃないです。
相変わらず好きな人がだいたいです。

ただ、声優さんを中心とした世界って、声優ワールドとでも言うような独自の世界が広がってるじゃないですか。
毎週末、もの凄い数のイベントが行われていて、接近戦があったり、ライブがあったり、トークがあったりして。
そこに、ファンが参加することでまた一つの大きな話題になって、更にそのファン同士が様々な形で楽しさを増幅させて、声優好きなみんなで盛り上がる。
そんな感じの、声優さんへの熱狂や、声優さんを媒介とした大きな楽しさ、みたいな熱があったと思うんです。

そこに戻った感じがしないというか。
もしそれが戻ってきたとして、その輪の中に入れるかな、というか。
自分を”声優ファン”と言う自信が、目減りしていました。

これがコンテンツだとそういう違和感はなくて、FGOやってるからマスター、デレとミリのプロデューサーです、これはしっくりきます。
アニメを見てて、例えばひぐらしのファンです、だとか、鍵っ子として「神様になった日、この先上手くいってくれ・・・」と思ったりとか、そういう感情はあって、そこに不安はない。

きっと、これまでどおりの生活ができなくなったときに、バランスを変えたんですね。
特にここ2年くらいは、声優さんを中心とした生活をしていて、その中でもイベントを中心で動いていました。
それが日常だった。
ただ、外に出ないこと、家で過ごすことが求められるようになって、”普段やること”が変わっていった。


”毎週やることがある”って、人を引きつけたり、つなぎ止めたりするのにとても効果があるんですよね。
だから、毎週イベントに行っているときは、それがサイクル、今の流行で言えばルーティーンでしょうか、それになっていた。
ただ、それが途切れてしまうと、どうしても少しは遠のく。
距離が遠のく、気持ちが遠のく。

 


このあと、どうなるかは、全くわかりません。
不安な距離感のまま、ワールドとしては離れてしまうかもしれない。
なんだかんだいって、ひとつ熱のあるイベントに行ったらまた戻るかもしれない。

ただ、今感じているのは、茫漠とした不安です。
暗い話ですが、今のモヤモヤはここにある。