つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

FGO2部1章がよかった

久しぶりに、手に汗握るストーリーを、短期間でまとめて読んだなという気がしています。

FGOの本編ストーリー2部1章「アナスタシア」を読み終えました。

 

1部はクリアし終えていたものの、他のゲームにかまけていたりと中々進められなかった本編。
しかし、今回運営様のほうから
『2部1章までクリアしないと次のイベントは参加できないよ』
との天命が下りまして、なんとか週末で攻略を試みてみた次第です。

 

アナスタシア、とても好きな物語でした。

1部のキャメロットは円卓の騎士の話。
バビロニアは本当に神と戦うような話。
いずれもものすごい冒険活劇スペクタクルでしたけど、なんだか、空の上で空中戦をしているような感じもして、身近感はやっぱり薄かったんですよね。

アナスタシアも、設定的にはバビロニアに近い部分もあって、そんなに変わってなかったりはする。

ただ、ここで出てくる、サーヴァントではない”パツシィ”というキャラクターがいて、このキャラクターが居ることによって、物語がとても身近に感じられました。
パツシィは、身体能力はあるけどサーヴァントではない、この舞台に住んでいるただのキャラなんですよ。
平凡といっても人理修復を成し遂げたマスター(藤丸立香)とは違う。
その世界に、ちゃんと根付いている存在なんです。

物語は、しばしばこのパツシィの視点でも語られます。
もちろんパツシィはこの物語のために存在しますから、実際に生きているわけではない。
しかし、そこに居るという実感がすごくて、本当に共感してばかりでした。

ネタバレ部分まで語りたいのは山々ですがぐっと飲み込んで。
私は、このパツシィが大好きです。

それが、私がアナスタシアを気に入った一つの大きな理由です。


あともう一つ挙げるとすれば、歴史好きとしては鳥肌が立つエピソードがけっこう詰め込まれていて。
色々な複線が終盤にかけて一気に炸裂していくのですが、本当に何度も鳥肌が立ちましたし、何度も泣きました。


アナスタシア、決して明るい話ではないんですよ。
読んでいて辛い部分もある。
しかし、心に響くものがありました。


”命が取られない”という条件は付けてほしいですが、一度アナスタシアの世界に行って、パツシィと酒を飲みながら語り合いたいです。

そんな条件を付けたら、パツシィが憤りそうですけどね。