つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

キャパシティ

『キャパシティ』という単語を初めて知ったのは、小学生の頃だったでしょうか。
友人が遊戯王にハマっていて、そのゲームの中でそういう概念があったのだと思います。
いわば『コスト』なのですが、それが許容量とか、自分が持てる限界みたいな概念であることが、歳を重ねる毎にだんだんわかっていきました。

よく考えたら、何気なく使っている『会場のキャパ』もキャパシティのことですよね。

 

学生の頃って、キャパシティがどんどん拡大していくんですよ。
勉強をして、将来への足固めもして、それをしてでも知識欲は増大していく。
だから何から何まで取り込んでいく。

ただ、それはある時期に変化を迎えます。
自分の場合は、働き始めたことが大きなターニングポイントで、キャパシティの多くが仕事を覚えること、仕事を何とか乗り切ることに割かれてしまったのです。
今となって、少しはキャパシティの中から仕事が追い出せましたが
悲しいかな、もう私は学生の時のような超吸収スポンジではなくなってしまっていました。

 

やっぱり、キャパシティには限界があるんですよね。
無尽蔵に広げられるものでもありませんし、広げられたとしても何かを犠牲にしているはずなんです。
限られたキャパシティの中で、何を選び取るか。

私たちには両手しかない。
掴めるものは、二つしかないんです。

本当に掴んでおきたいものはなんなんだろう。
『自分自身が一番それに気付けない』とはよく言いますが。
それでも自分の中でよくかみ砕いて、自分に問いかけて、それを見つけ出せたらよく過ごせるんじゃなかな、と思います。