つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

今好きなものを、今全力で大事にするということ~上田麗奈のひみつばこ 第45回より

ええとですね。
自分本当に出来がよくない人間なので、今日も『やだな』と思ってしまったことをうまく流せずに胃が痛くなってしまい。
そうなった自分を省みて、更に凹んでしまっていました。

うえしゃま(上田麗奈さん)がやっているラジオ『上田麗奈のひみつばこ』を聞いて、その中でうえしゃまがリスナーのお便りに答えている内容が、私の心にぐさりと刺さりました。


リスナーの「好きなものを好きと言えるようになってうれしい」という話題に対してのうえしゃまの考えがこんな感じでした。

上田麗奈さん

「なんか、好きなこととか好きなものって、その時々で変わっちゃったりもするじゃないですか。
『一生好きだ!』って思ってても、いつの間にか違うものにも興味がいって、『これもいいかも・・・』と思ってるうちに、その”一生好きだ”って思ってたものが、『ああ、懐かしいな』って思う存在に変わってたりとか。

そういう、一期一会でどんどん移り変わっていく要素もある、と思うので、ぜひ、今好きなものっていうのを、今全力で大事にしていってもらいたいなと」  

ものの見事に、今の心情に突き刺さりました。
突き刺さって、わだかまっていた部分を見事に壊してくれた気がしました。

そうなんですよね。
私もよく引用する『変わらずにはいられない』。
どんな人でも、きっとどこかは変化しているし、変わり続けているから淘汰されず今に至っている。
好きなものやことも変わっていく。
これは不義理や移り気ではなく、自然なことなんだと思います。

過去には歴史や積み重ねがあるから、邪険にはできません。
ただ、その反面、過去は色々なしがらみになって、身動きが取れなくなる要素にもなります。
それにとらわれて、今を楽しめないのは、勿体ないですよね。

好きなものを好きと言えないのは、何より辛い。
世間の目が気になっても、周りから茶化されようとも、好きなものは好きと言っていいんだなと。

あと、もう一つは、『大事にする』という感覚。
私たちは、好きなものやことを「全力で応援する」ってことは、していると思うんです。
ただ、応援は加熱すると、思いも寄らないところまで行ってしまうことがある。
確かに、滅茶苦茶応援している。
でも、そこに「大事にする」という視点は、果たしてあったのだろうか
見栄えや拡散されることばかり気にして、大事なことを見落としていなかっただろうか

とことんやさしいうえしゃまの視点だからこそ、説得力があって、そこに”大事にする優しさ”という物差しが自分に欠けていたんじゃないかな、ということにも気づかされました。

「今好きなものを好きということ」「好きなものを大事にすること」は、心に置いておきたいな、と思いました。

 

 

うえしゃまの語り口って、ゆったりしていて、だから”癒やし”と言われるのですけれど、考えがしっかりしているので納得できるし、そこに無理がないんですよね。
だから、ラジオを「頑張って聞かないと」ということもなくて、すっと入ってくるんです。

正直なところ、「前の時間帯がトラハモだから」というところから入った、身も蓋もない聞き始めでしたけれども。

いつも、お世話になっております。

 

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