つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

なぜ我々はぶーぶー不平を言いながらもファンで居続けるのか

コンテンツなり、作品なり人なりを好きで、ファンとして追っかけていると、楽しいことや嬉しいことばかりではありません。
ときには、いや結構な割合で、そうなってほしくなかっただとか、どうしてそうなった?と思ってしまうこともあります。
でも、ファンを辞めたり、追っかけなくなったりはあんまりしない。
今日はその辺りを読み解いてみたいと思います。

『我々って括らないでほしい』という人もいるかもしれませんが、その辺りはネットのいち個人のメモ書きだと思って、軽く流してくれますと助かります。

 

まあ、これは名前を出してもいいのかもしれませんが、批判っぽく聞こえてしまうとまずいので出しませんが、あるコンテンツがありました・・・いや、今もあります。
テーマや目的はとてもいいもので、私もそれに賛同してファンになっていったりもしたのですが、目的と手段がまー噛み合わない。
コンテンツを拡げたり宣伝したりしようとするのですが、なかなか上手く行かない。
ヘタすると、その趣旨に賛同したファンのほうが円滑に動いてくれるような節もあって。
色々な変化を目の当たりにし、失敗を重ねながらも、なんとかファンの粘り強い熱意で続いてきたコンテンツでした。

とはいえ、継続は力なりとはいうもので。
色々な失敗や撤退を繰り返しながらも、コンテンツが上手い具合にスリムになっていき、『このコンテンツを進めていくには何をすればいいのか』が明確になってきたんですよね。
いまでは、大ヒットではありませんが、当初の目的を少しずつ果たしていっている、そんな根強いコンテンツになりました。

そんな状態ですから、ここまで相当色々な意見を言われて、ファンも相当色々言いました。
ファンが大量に離れて、閑古鳥が啼いていてもおかしくない。
でも、それでなんで離れなかったかというと、そのテーマや目的がとてもいいもので、運営サイドはさておき、そこに関わっているキャストの皆さんであったり、受入れる側の現地の皆さんだったりが本当に真摯に目的やファンに向き合って、都度都度実績を演出してきた、ということが大きいんですよ。

我々ファンって、いろいろ不平は言いながらも、きらり輝くものを見せられたら追っかけざるを得ないんです。
期待せざるを得ないんです。
輝くタレント(才能)って、スターって、光ってそういうものです。

・・・多くの方はなんの作品かおわかりかと思いますが、そっとしておいてください(笑)

 

同じように、作品や人もそうで。
不平や不満を言いながらも、なぜファンで居続けるのか。
追いかけ続けるのか。
期待し続けるのか。

それはやはり、光り輝くものを見たいからなんだと思うんですよね。

たったひとつの笑顔で、表現で、色んな不満を吹き飛ばしてしまう。
一曲歌うだけで、心をわしづかみにしてしまう。
ひとつのストーリーを作り上げることで、圧倒的な感動を生み出してしまう。

それは、たぶん、何物にも代えがたい、一撃必殺なんです。
見せられてしまったら、もう勝てない。
それがあると期待するだけで、ヒトは生きられてしまう。
悔しいけれども、ひれ伏すしかない。

 

長年期待をして、期待が実らないことももちろんあります。
でも、期待をすることが、私達の生きる活力になったりする。
それだけ、すげえことなんですよね。
『ファンにさせる』ってことは。

 

 

自分勝手な文章だなあと、我ながら思います(笑)
でも、いいんだよ、趣味人は、そんなに聖人君子ではなくて、とも思います。
なんでも規制したり統制しなきゃいけないわけじゃないし、ある程度の振り幅はあっていい、という自由は、いちおうこの国では保障されていますしね。
色々言いながらも、そう言い合うこともひとつの味になるんじゃないかなと思います。

色々言いながらも、ファンでいたい。