つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

南早紀変態イベントで気付かされたこと

#南早紀変態 ラジオのイベントに行って帰ってきました。

ご存じのない方に説明しますと、南早紀変態は正式名称を
『南早紀の変な意味じゃなくてただ可愛いって言いたいラジオ』といいまして、声優の南早紀さんが可愛いものをひたすら探求するラジオです。
どうしてこうなった・・・

ch.nicovideo.jp

 

いろいろ思うところがあって参加したイベントだったんですけど、まあ南早紀さんは独特な発想の持ち主という巷の評判がありまして。
今回も
『キャバクラをやりたい』
という、なかなか声優さんが提案しないような企画を打ち出して、参加者もどうなるんだろう、という感じでイベントが始まったりしました。

最初はトンデモ!と思った会場のステージ上にミラーボールがくるくる回るイベントでしたが、強力なサポート能力を兼ね備えたゲスト陣の助けもあって、とても面白くて楽しいイベントになりました。

 

ぶっ飛んだことをやってるなあと、最初は思ったんですよ。
ただ、だんだん「あれ?」と思ってきて。
夜の部の最後、現地にいた方は最後のアフタートークまで含めていいと思うんですけど、最後の最後に分かるんです。
南ちゃんは、本当にやりたかったことを、真面目に真剣にやろうとしていた、ということが。

 

声優さんがバラエティをやることに、慣れてしまったのかな、と思うことがあります。
演者さんも、壇上で笑いを取りに来る。
客、参加者も、それに応じて笑ったりする。
それって、本当に楽しいときもあるけど、『お約束』みたいなものもあって。
そういう、ある種コールアンドレスポンスみたいなバラエティに、慣れてしまったような気がしていました。
ライブならそれでもいいんですけど、バラエティは少し感じが違うのかなとも思ったりして。

 

今回のイベント。
南ちゃんは、本当にこのイベントを楽しくしようとしていました。
文字どおり、イベントでかわいいを追求しようとしていた。
ただ、そんなに上手くは行かないし、想定外のことも起こるし、追求しすぎて逆に床を転がるなどの暴走モードに入ってしまったりする。
それを、ゲストさんが慌ててフォローに回ったり、掛け合いの妙なんかもして、南ちゃんの理想を実現させようと奮闘する。
その中で、南ちゃんだけではなくゲストさんの魅力も発揮されていって、相乗効果でますます楽しくなる。

なんだか、その図式が、楽しかったんですよね。

 

進行は円滑に進められてなかったところもありましたし、ある種の品行方正とかコンプラ的な意味では、安全なイベントかと言われると、なかなか首を縦に振りづらい。
でも、それが彼女の味というか、魅力というか。
JINでいうところの『うつわ』なんですよね。
完璧な器じゃないけど、その器はあまりにも綺麗で、壊したくないし、もっと磨き上げていきたい代物だから、周りのみんなが手を貸すし、救うし、もっと磨くために頑張る。

だから、

『南ちゃんじゃなかったら、こんなイベントできなかったよ』

という感想が、演者から出てきたんだろうな、と思います。

 

よくある『声優さんのトークイベント』という枠組みから解き放たれた、”真っ直ぐ”なイベントでした。
ギリギリで行くことにしましたけど、現地であの熱狂を体感できたこと、嬉しく思います。

 

 

イベントの内容については全然書いてなくて恐縮ですけど、すごく楽しませてもらったということだけ、最後にもう一回書いておきます。