『人を見た目だけで判断するのはやめなさい』と言われたりすることはあるんですけど、やっぱり、見えてるもので判断するしかないんだよなあ、と思ったりします。
もちろん、心情をおもんばかることは大事です。
でも、それもずけずけと『今どんな気持ち?』と踏み込むわけにはいかない。
『見た目だけで判断するはずがない』というひとも、きっと、表情とか、声色とか、振る舞いとかそういったものを些細に把握して、普段とは少し違う部分を見つけて、それを違和感として判断のよりどころにしているのかな、と思います。
人には絶対に明かせない、心の領域は、あって。
だから私たちは、意識してか意識しないでかは人それぞれですけど、自分のパブリックイメージを作り上げて。
それを、演じる。
人の本心なんて、わからねっすよ。
わかるとしても、ごく近しい人だけで、そこから一歩でも外に出ると、絶対にそこは分からない。
だから、外に出してくれる感情だったり、行動だったり、それで判断していくしかないんですよね。
対面で会わなくても意思伝達ができるようになった今だから、なおさら”ホンネ”は見えづらいものです。
だから、実際に見えるものをよりどころに考えるしかない。
そして、それが見えたものが、自分が望んでいるものと違っていたとしても、それをそのまま受け取るしかないんだろうな、と思います。
それを邪推したり、自分の都合の良いように捉えたって、それは空想になってしまうから。
ミスチルのAnyが聞きたくなりました。
上辺ばかりを撫で回されて
急にすべてに嫌気がさした僕は
僕の中に潜んだ暗闇を
無理やりほじくり出して もがいてたようだ真実からは嘘を
嘘からは真実を
夢中で探してきたけど今 僕のいる場所が 探してたのと違っても
間違いじゃない
きっと答えは一つじゃない
何度も手を加えた
汚れた自画像に ほら
また12色の心で
好きな背景を描きたして行く(Mr.Children「Any」)