つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

面倒なものは信頼できる

山梨県を舞台にしたアニメ「スーパーカブ」。
私の地域ではリアルタイムには見れないので、1週間遅れで見ているのですが。
そこで飛び出してきた台詞に

『面倒なものは、信頼できます。』

というものがあって。
なんか、すごく説得力があって、刺さったんですよね。

 

今のご時世、利便性やら、時短やら、ミニマリズムやら。
時代がどんどん合理的な方に向かってるじゃないですか。
もちろん、それは良いことで。
先人からの知恵を積み重ねて改善して、今の技術があるから、私達はこんなに便利な生活が送れているわけです。

ただ、面倒なものが信頼できるというのも、わかるんですよね。
たとえば、ミスを確認するなら、紙に印刷して赤ペンでチェックしたほうがいい。
数式よりも電卓のほうが安心できることもあるし、電子チケットよりも紙のほうが不安感がない。
ちょっと違うかもだけど、手書きのポップのほうが人が書いてる感があっていい、とか。

 

それは、極端に言えば安心という”保険”なのかもしれません。
ただ、何でもかんでもコンピュータやAIに任せられるわけではないから。
合理性だけではどうにもならない、アナログゆえの強さってあるなあと、改めて気付かされました。

 

それにしても、この台詞、作中で高校生が言うんですよね。
まさか、こんなに重い台詞が説得力をもって出てくるとは思いませんでした。

 

スーパーカブ、決して派手ではないけど、好きなアニメーションです。