久しぶりに、この曲が流れてきました。
BUMP OF CHICKEN、「ギルド」。
この曲を初めて知ったときは、仕事はおろかばいともしたことがないくらいの年齢で。
ゲームシステムの『(冒険者)ギルド』のほうが、よっぽど身近でしたっけ。
それから月日が流れて、こんな私でも働きはじめて。
仕事については、本当に挫折しかしてこなかったです。
それでも、10年くらい前に藤原基央が歌ったこの曲なんかをよりどころにして、からがら生き延びて。
バンプの曲の良さは、もちろんメロディも独特なんですけど、やっぱり詞だと思うんです。
仕事を直接のテーマにして、仕事に見立てて人生まで歌ってしまって。
でも、この曲ってなんの歌かっていうと、働くことでも、生きることでもなくて、愛と認識と定義の話なんですよね。
「汚れちゃったのはどっちだ」
「餌を待って 誰か構ってくれないか」
「愛されたくて吠えて 愛されることに怯えて」
人と人とのかかわりを歌った歌。
仕事だけに限らないです。
人間関係だったり、もしかすると趣味の分野にも馴染むかもしれない。
定義がよくわからなくて、何が正しいのかもわからないこの時代に。
この曲は、よく”効く”なあと思います。
汚れたって受け止めろ 世界は自分のモンだ
構わないから その姿で 生きるべきなんだよ
大サビが、今でも心にすっと刺さります。