つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

手紙と焦点距離

『お手紙とプレゼント受け取りました』というメッセージを見て、別の人にお手紙を書こうと思っていたのを思い出して。
そして、”そのメッセージを発した人にお手紙を書く”という選択肢が抜け落ちていたことに気付いて。

 

お手紙を書かなくなって久しいなあと、改めて思います。

かつては、イベントに行くたびに、誰かしらにあててお手紙を書いて。
特段応援している人に限らず、書きたいことがあれば書いていました。

手紙が実際に読まれているかは、いざ知らず。
それでも、番組のように他の人の目について採用されることを意識することもなく、書きたいことを純度そのままに書くことができるので、文章はかなり悩んで推敲しますけれども、手紙を書くという行為は、好きでした。

イベントがなくなって、少し復活して。
愕然としたのは、『プレゼントボックスは設けません』という注意書きでした。

『ファンレターを事務所に送る』というのは、実は結構なハードルです。
そもそも、どうやって郵送したらいいんだというところから始まり、雨が降ったらどうしようとか要らぬ心配が増えて行き、それならイベントのプレボに突っ込めばいいや、という思考になる。
その意味で、プレボって、とても有り難い”お手紙を送る口実”だったんですよね。

この1年とちょっと、様々な意思疎通方法が生まれ、試されました。
SNSでのリプ、番組にメールを送って目を通してもらうなど。
ただ、そこには他の人の目が入ります。
SNSのリプで、少し意見的なものを含めてしまうと周りの目が怖い。
メールも、番組ありきなのでエンターテインメントに振ったものになってしまう。
そこに愛はあるんかじゃないですけど「そこにホンネはあるんか?」という感情が、付きまとう。

 

多くの方が、口を揃えて言う、『お手紙が一番うれしい』。

読まれないかもしれないとか、届くのかなとか、不安はありますけれども。
書こうと思ったその日が吉日。
思いをしたためてみましょうか。