つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

ひと紡ぎを大切にしたい

私達はときに”紡ぐ”という言葉を用います。
これは、綿や繭(絹)などの糸の元になるものから糸を繰り出していく「紡ぐ(紡績)」が語源となっていいて、『細やかな作業を行い、言葉や作品を形にしていく』という意味合いが込められています。

 

今は、実際の物にしても、情報という意味でも、大量生産・大量消費の時代です。
普通の人ですら、つぶさにスマートフォンでニュースをチェックし、慌ただしく分単位で行動し、時間に追われている。
やりたいことがあっても、今は時間が無いと『積んだり』する。

これまでの生活に比べて飽和するくらいの物量と向き合っている、そんな時代。

そうなると、どうしても一つ一つにかける時間は、短くなっていきます。
ぞんざいに扱ってしまうこともある。
何かを100%、堪能することが、なかなか難しくなってきているのかもしれません。

ただ、私たちは、日々、きっと『紡がれたもの』と、出会っているんじゃないか、と思うのです。
”細やかな作業を行い、言葉や作品を形にしていく”
きっと、そういった心を打つものが、すぐ近くにあるのではないかと。

網羅すること、無難に振舞うこと、肯定すること。
様々なことが求められる今ですが、本当に大切なことは、少し他のところにあるのかな、と思ってなりません。
誰かが丹精を込めて作り上げた『ひと紡ぎ』を、真摯に受け止めて味わうこと。
それが何物にも勝る”まごころ”になり得るのではないかと、思う次第です。

 

 

アイドルマスター ミリオンライブ!にて、豊川風花さんを演じる末柄里恵さんの、7thLIVE『Q@MP FLYER!!! Reburn』に至るまでと、7thライブの感想を書いた大長編ブログを読んで、心のこもった”ひと紡ぎ”が持つ力を感じたので、このような内容を書かせていただきました。

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