つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

スペシャリストとジェネラリスト

『これなら誰にも負けない』ものを見つけて、一つの道を究めるスペシャリスト。
色々な情報を得て広範囲に対応するタイプの、ジェネラリスト。

 

かつての私は、スペシャリストを目指していたのかな、と思います。
プロフェッショナル的なものを目指すしか道がないと疑わなかった。
それはある種、自分の矜持みたいなものにもなっていたのかもしれません。

ただ、ある時わかり始めるんですよね。
何か一つを突き詰めるのは、私には厳しい、と。

そして、これまでの道を振り返ってみると、ジェネラリストとしてのスキルがそこらにあったりする。
そっちでも生きていけるのかな、と思ったりして。
ただ、スペシャリストを標榜してきたところもあって、なかなか撤回するのも難しく。

 

そんなこんなで、今の私は、きっとジェネラリストに近いんだと思います。

スペシャリストになれたら、格好いいのかもしれません。
でも、みんながみんな、そうでなくていい。

自分がしたいと思ったことを、自分ができる方法でする。
その手段はきっと、『一つの道を突き詰める』ことだけじゃない。

一つ一つが浅すぎるのかもしれません。
器用貧乏なのかもしれません。
野球のピッチャーに例えれば、決め球がないのかもしれない。

それでも、色々なものを組み合わせて、何かを成し遂げることはできる。
その組み合わせが新たな発見を生んで、大きな成果になるかもしれない。

一つの道を突き詰めるのも、もちろん素晴らしい人生ですけど、そちらになじまなかった身としては、そうでない正解もあるんだよと思っていますし、自らそれをできればいいなと思ってています。