青色。
「自然界の生物に青色は少ない」と言われています。
その理由は諸説あってよくわかっていませんが、確かに少ない。
ぱっと思いつくのはナスとか。
でも「紫だよね」と言われたらそうかなと思ってしまう。
おつけもののナスとかが、ちょうどいい感じで色が抜けて青いかな、とか。
『青色のものを見ると食欲が減退する』みたいな話もあって。
でも、不思議なもので、食べ物って、青色の光を当てるとおいしそうに見えるんですよ。
食品の写真や映像を撮ったりすることがあって、その時に青色のセロファンを挟みながら光を当てたりして撮影したのを覚えています。
そのもの自体が青いと、おいしくなさそうに見えるのに。
そんな不思議な色、青色。
青い薔薇。
・・・元々の花言葉は、「不可能」「存在しない」。
あまり、縁起のいい花言葉ではありません。
それもそのはず。
少し前まで、自然界に”青い薔薇”は存在しなかったんです。
不可能の象徴だった、「Blue Rose」。
2002年、長きの研究の結果、青い薔薇は誕生しました。
どれだけ望まれても、求められても、生み出すことができなかったはずの、青い花。
その花に、人々は、「夢が叶う」「神の祝福」という花言葉を込めました。
自然界の青は少なくても、現象には青がたくさんあります。
海の青、そして・・・空の青。
もちろん、誰ひとりとして、同じ人生はないのだけれど。
独自の道を切り拓いて、新たな声優像の道を早足でひた歩いてきた。
そんな”青い薔薇”、雨宮天さん。
これからも、不可能を可能に変えて。
祝福を受けながら、夢を叶える。
そんな声優でいてほしいな、と思います。
28歳のお誕生日、おめでとうございます。
青き素晴らしい女神に、祝福を。