つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

「楽しい」という感情を大事に

趣味の分野で悩んでいる人をよく見かけます。
たまに、ではなく、毎日誰かしら悩んでいる様子を、画面を通じてですが見かけます。
グッズを買うのもそう。
表現の仕方でもそう。
イベントへの参加もそう。
ファン同士の人間関係もそう。

私はちょうど、悩みのトンネルを抜けたところにいるので、少し離れたところから見えていて、あんまり気にしなくはなりましたけど。
その気持ち、よくわかります。

 

趣味とか、何が好きかって、基本は「きみとぼく」の世界なんですよ。
何かのものが好きで、それに一対一で向き合って楽しむ。
それが趣味ですし、好きなものや対象、人なのかもしれません。
本来、その”好き”の思いに、周りの人の存在って、入ってこないんです。

ただ、ぼんやりとしたコミュニティができている。
昔は趣味は一人でやっていたけど、ネットが発達したことによって、同好の志と”つながることができてしまう”。
それはもちろん、いい面もある。
けれども、その裏返しもあって。

 

私は、最低限の超えてはいけないラインを越えなければ、自由にやっていい派です。

グッズだって、気に入ったものを買えばいいし、お金が厳しければ買わなくていい。
売り上げが今後に直結する・・・とか言われたりもしますけれど、「実は売り上げにつながるのは0.数パーセントだ」という反対の話もあったりするから、実際に影響があるかってのは、わからないわけです。
グッズを全部買わなければファンではないのか?
否。
そんなことはありません。

意見の発信についても、「ファンはかくあるべき」みたいな集合意見みたいなものが作り上げられがちですが、人それぞれ思ってることは違うので、考えも自由でいい。
自由に感想が言えなければ、例えばラジオ番組に送るメールには、似たり寄ったりの内容が並んでしまいます。
たぶん、そのラジオは長く続かなそうですよね。
みんな違うから楽しくなるんです。

イベントの参加も、捉え方ですよね。
私の耳タコ発言ですけれども、参加しようがしまいが、そこに貴賤はなくて。
よく言われる全国ツアーも、冷静に考えれば、ファンが全通することが目的ではなく、全国各地にいる一人でも多くのファンにライブを楽しんでもらうというのが、本来は目的としてあるんじゃないかとも、思ったりするわけです。
ましてや今のご時世、イベントに参加しないことも尊重されるわけですから、それを取り上げてどうこうというのは、なかなか言えることではありません。

ファン同士の人間関係・・・
細かくは書きませんが、実は応援される側も、かなり気にしている要素だと聞いたことがあります。
ファンの人間関係が崩れたことで、ファンをやめてしまう人もいたりして。
それは応援される側にとっても、とてもつらいんだそうです。
どちらも、その人に対しては真摯なのに。
ぶつかり合った結果、片方が、もしくは両方が、去ってしまう。

かなしい。

 

 

さて、つらつらーっと書いてきましたけど、何かを否定したいわけじゃないんですよね。
考え方はたくさんあるんです。
ただ、そこに正義とか王道ってのはなくて。
多様な考え方があるんですから、「俺はこんな考え方だよー」って、いうのはいいんです。
そこで、”一つの考え方を他の人に押し付けない”ということが大事なんだと思うんです。

 

私も、ファン企画を主催させていただくことがある身なので、ファンが結束して何かを作り上げることの大切さ、大変さ、素晴らしさは何物にも代えがたいというのは、わかります。
つながりを強くするためには、同じ目標をもって、同じ方向を向いて動くのが大事というのも、わかります。

ただ、それが誰かの喜びを減らすことになってはだめだな、とも思うんです。

 

趣味の活動は、ミッション型ではありません。
学校でも、仕事でも、戦いでもありません。
「楽しい」という感情が、最優先なんです。
楽しいはずの趣味が、つらかったり、悩みの種になってはいけないですよね。

 

色々な考え方をみとめながら。
楽しく、楽しく、やっていきましょう。