つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

十六夜月

昨日は十五夜でしたね。

十五夜の一日後、それを「十六夜(いざよい)」と言います。
東方Projectの「十六夜 咲夜(いざよい さくや)」でその言葉を知った世代もいるのではないでしょうか。

十五夜は、満月、望月。
まん丸のお月さまです。

それに比べて、十六夜の月は、ふちが少し欠けて見えます。

 

作曲家のonokenさんの曲に、「十六夜月」という曲があります。
歌はMEGさん。
2003年前後の曲だと思っていたら、元になった曲(izayoizuki)は1999年くらいにできていたようです。

7分超に詰め込まれた、珠玉のバラード。
onokenさんのサイトのWorksから、今でも聞くことができます。

メロディも珠玉なら、歌詞も珠玉。
先ほども書いたように、十六夜月は「満月からほんの少し欠けた月」です。
それを、この曲では、このように表現しているんですね。

「ためらいのかけ月」

「届かぬものと知っているのに なぜいつも照らしてくれるの」

「なりきれぬためらいの月」

「同じ空に浮かべぬものと決められたのはいつの頃か」

ぜひ、この曲を聞いて、歌詞を読み解いて、情景を思い浮かべてほしいです。
思い出効果かもしれませんが、聞いているとつとしずくが落ちてしまう、そんな曲です。

 

私は、欠けることのない十五夜より、なりきれぬ十六夜のほうが、大好きです。

 

 

P.S.

お月さまの写真を撮り忘れました。