丹波の山と書いて「たばやま」と読みます。
いろんな地域を調べるのが好きで、国内の旅行を趣味にしているはずの私も知らない自治体でした。
山梨県の北東部にある自然豊かな山あいの村。
青岩鍾乳洞と、日本一の長さを誇ったローラーすべり台が名物。
おもな産業は第三次産業で、しかし狩猟なども行われている。
村内に温泉がいくつかある。
観光拠点は「道の駅たばやま」。
公共交通で行くのは、すこし難しそう。
尾崎行雄に少しゆかりがある。
三匹獅子舞が有名。
そんな、これまで知ることのなかった村に関心を持ったのは、
『雨宮天さんがある村の絵本を朗読する』
というニュースを知ったからでした。
関連するページなどを紹介していきます。
詳しくは、そちらを見ていただくほうが、ニュアンスなどが伝わりやすいかなと思います。
丹波山村の狼ブランド「Wolfship Design」制作の #狼絵本
— 玉川麻衣 (@tamagawa0508) 2021年10月11日
作画を担当いたしました。
七ツ石神社再建をモチーフとした、事実に基づくファンタジーです。
本日より、前半部分を一日一頁ご紹介します。#丹波山村 #WolfshipDesign #狼信仰
(スレッドへどうぞ🐺) pic.twitter.com/sJaG9hjyhl
最初は、『天ちゃん(※雨宮天さんのこと)が朗読をやるんだ!』という、そんな受け止めでした。
とはいえ、それも大きなニュースで。
声も演技力も素晴らしく、朗読も多少はやっているのですが、個人の活動として表立って「朗読」「朗読劇」といったコンテンツは、あまり強いかかわりがなかった感もあって。
かえって、応援する側の私としては、朗読劇って大好きなんですよね。
それだけでうれしかった、というのがありまして。
ただ、そこで母体はどこなのかな・・・とみてみたところ。
自治体じゃないですか。
地域に貢献する、そんな大事な内容じゃないですか。
私自身、本当に昔から、前のいい方でいえば地域活性化とか、地域を元気にするにはどうすればいいだろうと考えていたところがありまして。
それを実現させるために今のサブカル文化をどう活用しようかとか、そういう考えを持っていたりもします。
ただ、天ちゃんがまさか、そこに関わってこようとは、つゆにも思わなくて。
驚きと同時に、とても嬉しくなりました。
狼絵本の朗読は、前半が公開されていて、既に聞いたのですが。
とても質感のある、よい朗読になっていました。
今回、丹波山村という地域を知って、行ってみたいな、と思いました。
応援している声優さんが関わったことはもちろん大きいのですが、それは”トリガー”で。
調べてみると、温泉があることがわかったり、そこに歴史が見えてきたり。
そして、そこで頑張っている人がいる、という事実も見えてくる。
好きな人が関わったことで、そこに関心が集まり、その地域の魅力も見えてくる。
そういう好循環が生まれているのです。
今のご時世で、人はどうしても、便利な地域に流れていきます。
ある程度のお金のめどがあるところならともかく、山間部の町村は、今後どうやって村を長く存続させようか、どこも悩んでいます。
丹波山村の人口は、最近のデータで545人。
もしかすると、天ちゃんが丹波山でイベントをやったら、そのくらいの人数は呼べてしまうかもしれない。
そのくらいの、まとまった自治体です。
今回、たばやま観光振興機構という観光振興の団体を中心に、どうやら自治体そのものである丹波山村もかなり前向きにこの企画に取り組んでいらっしゃるようです。
「いいね」がガンガン飛んできて、ちょっとびっくりする感じの熱を感じます。
個人的な興味から、担当の方に取材したいくらいですが(笑)
ファンとしては、この狼絵本の企画がもっと知られてくれればいいなと、それがもちろん柱だと思っているのですが。
例えば、天ちゃんが丹波山村で何かの収録をしたり、ひいてはイベントなどが行われたら、もっと盛り上がるだろうなと思うので、ぜひ前向きに考えてほしいなと思います。
もし、村のビジョンと合致するようであれば、きっと、天ちゃんもそうですし、僭越ながらそのファンも、何かプラスの効果につながれると思うのです。
冬にも差し掛かった時期なので、今年いけるかはわかりませんが。
機会を見つけて、丹波山に行ってみたいな、と思っています。