つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

0と1の狭間の小数点で

何もやらないよりも、何かやったほうがもちろんいい。
ただ、その「やる」ことが本来の意図から逸れてしまうのはもったいないし、自分の本心とは違うことをやるのも心が痛い。
そんな、"0と1の間"で、日々悩みを深めています。

改めて言うことではありませんが、『その人を思って、その人のために何かする』、それが一番大事なことだと思います。
そのために、商品を買うなどの購買活動に力を入れたり、SNSで拡散するなどの発信に力添えする、そういったことは基本的にプラスの方向性だと思います。

ただ、それも全部が全部プラスかというと、そうではないこともあって。
商品を過剰に買うことによって生まれる”マイナスの面”も、物によってはあったりしますし。
発信の仕方もそうで、過剰に煽るような宣伝、又は本人が見て「嫌だなあ」と思いかねない手法での拡散は、マイナスにもなりうるんですよね。
厄介なのは、そのあたりの捉え方は個人の感じ方なので、よいか悪いかの判断がはっきりしないということ。
”『良かれと思って』がマイナスに働く”。

それは違うんじゃないか、と思って意見を言ったりすると、それも争いの種になって、結果マイナスに働いてしまったり。
でもそれを言わなかったことで、元の事態が更に取り返しのつかないことになったり。
本当に、難しいです。

色々考えながら、観測気球を上げまくりながら。
バランスを見ながらやっていくのが、最良の方法なんだろうな、と思います。

 

大切にすべきだなあと思うことの一つは、「加熱しすぎないこと」だと、最近思うようになりました。
とある元大臣みたいな言い回しになりますけど、「魅力的な人って既に魅力的」なんですよ。
だから、本当は、その魅力をまだ知らない人に知ってもらえればいいわけで。
その宣伝は、過剰でなくていいと思うんです。
徐々に徐々に、その魅力を知る人が増えていく。
一気に人気が出なくていい、だんだんでいい。

これは人に限らず、「一気に注目を浴びよう」という宣伝が多くなった気がします。
”バズる”という人気の出方が多くなったことが関係しているのだと思うのですが。

確かに、それはシンデレラストーリーです。
でも、一気に人気が出たとしても、やっぱり地力が乏しかったりすると、人気って長続きしないんですよ。
色々な人が失敗談として話す「早く売れすぎてしまった」「実力が伴っていなかった」。
人気が先行してしまうと、その実力との差が浮き彫りになりやすくなって、結果魅力的でなく見えてしまう。

実力とは何かというと、そこまでに経験してきた場数、経験なんだと思うんですよね。
一朝一夕にググっと増えるものではない。
そういう意味では、うさぎとかめだったり、アリとキリギリスもそうですが、やっぱり地道を積み重ねた人が、後々になって強いんですよね。

 

人気も、実力も。
ゆっくり、だんだんとつけていけばいいものじゃないかと思っています。
それがあまりに急すぎると、たいていの人は耐えられない。
そんな無理をしなくていいので、マイペースに。

それがひとつの、今の歩み方じゃないか、と思っています。