つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

やりたいことの土壌を整える

働きはじめたとき、一番大事にしていたのが、「お金」でした。

お金でうまくいっていない人を、実際の知り合いや各種メディアなどでそれなりに見てきたので、そこで破綻したくない!と思っていて。
しかし、お金の扱いにたけているわけでもなく、お金の勉強をしてきたわけでもなかったので。
「とにかく節約する」
という方向性で、人からは”ストイック”と言われるほど、お金を出さないスタンスを取ってきました。

ただ、ある時期からその感覚が変わっていきました。
お金というものを持つことに、出口が見えなくなっていった。
「もしかすると、これは有効に使ってナンボなんじゃないか?」
この感覚になってきたのは、より遠くに旅行に行くようになったことも理由としてあり、コミティアなどで”創作物を買う”ということに価値を見出すようになったこと。
そして、
「時間がない」
と思ったのが、一番大きかったかもしれません

そう、時間がないんです。
私達には、思った以上に、時間がない。
例えば、移動なんかでも。
新幹線を使うところを鈍行で言ったりすれば、確かにお金は節約できます。
でも、その分短縮できるはずだった他の時間を、空費してしまうんですよね。
スキマ時間に何かできるとはいえ、効率は落ちる。

東京に出るのに、決まって鈍行を使っていた私ですが、ここ最近は、特急料金を惜しげもなく払って、まるで”ヒットアンドアウェイ”のように移動をするようになりました。

お金か、時間か。
どちらが大事かは、個人の感性なんですよね。
お金がなかったり、ギリギリで生活している人でも、ちゃんと計算ができているならそれでいいわけで。

ただ、
「お金がないからあれができなかった」
「時間がないからこれができなかった」
という、鼻から土俵の上に乗れない状態は、避けておきたいな。
それは最近、より強く思うようになりました。

 

 

お金と時間とは少し離れますが。
将来のやりたいことのために、少し備えておきたいなと思ったことがありました。
実際にやるかどうかはわからない。
でも、それをしたいと思ったときに、状況が整っていなくてできません、にはなりたくないなと思いました。

 

「君の話からは具体的に何がやりたいかが全然見えてこない」
そんなことを、少なくとも100回以上は、もしかすると4ケタレベルで言われてきた私です。
それだけ、具体性に乏しい。

ただ、やりたい”方向性”ってのは、全然変わってないんですね。
それこそ18の高校を出たくらいから、ほぼほぼ変わっていない。
それなら。
その範囲の中でいろんなことができるように、その土壌を整えていけばいい。
今はそう思っています。

一人じゃ何にもできませんが、誰かの知恵を借りて水平利用するのは得意です。
何かあったときは、「あ、めんどくさい奴が来た…」と思いながらも、生暖かく手伝っていただければと思います。