「樹海」というユニットがあります。
実際のメジャーでの活動時期は2006年から2008年までと短期間ですが、
を始め、アニメとのタイアップで耳にしたことがある人はいると思います。
私は最初に「咲かせてはいけない花」を聞いて樹海に魅入られたのですが、この曲がまずとんでもなかった。
圧倒的な退廃感と、ボーカル愛未の圧倒的な歌唱力にとんでもない衝撃を受けたことを覚えています。
特に1stアルバムの『Wild flower』は、めちゃくちゃ聞き込むほどの名盤になりました。
ある曲では力強く元気をくれて、ある曲は文字どおり”圧倒”される、まさにそんな”ワイルドフラワー”。
とんでもなくて好きな曲は「今宵、アナタイロ。」
歌詞の内容が理解できると”とんでもない曲だ”ということがわかります。
友人とカラオケに行ったときにこの曲を歌って、「やべえな・・・」と言われたこともあるこの曲。
ただ、それだけでなくて、この曲、落ちサビで伴奏が止まってアカペラになるんですよ。
やばい。
やばいのは歌詞だけではなかった。
ボーカルの歌唱力を信頼できないと、とても歌わせられない曲です。
鳥肌が立ちます。
もうひとつ、圧倒的な曲が「ファレノプシス」。
曲自体が壮大で、メロディも重厚なのに、それをフルパワーでなぎ倒していくボーカル。
力強さに重さを重ねた、強すぎるバラード。
今もこれを書きながら聞いて、少し泣きそうになっています。
本当にもう、問答無用の名曲。
活動が休止したままになってしまっているユニットなので、生の歌を聞く機会がないのが、とても残念なんですけれども。
Spotifyに曲があることがわかったので、これは全力で紹介させていただきます。
楽曲派の方にも何の戸惑いもなくおすすめできるくらい、本当に強い歌です。
なお、ユニットで演奏や作曲を務めた出羽良彰さんは、その後amazarashiなどで活動。
また、
- 「凪のあすから」
- 「ふらいんぐうぃっち」
- 「色づく世界の明日から」
- 「Tokyo 7th シスターズ -僕らは青空になる-」
- 「白い砂のアクアトープ」
といったアニメ・映画作品でも劇伴を手掛けていたりと、作曲の世界で大活躍をしていますので、その音楽は耳にしたことがあると思います。
今期はアクアトープがやっていて、こちらも世界観たっぷりですので、ぜひ。