ある評論コラムで、「共犯者」という言葉が妙に引っかかって。
そのテーマはしっかり噛み砕いて書こうと思っているので、また別にするとして。
「共犯者といえばこの曲だよね」という。
今日はスネオヘアー「共犯者」について、書いてみようと思います。
特に公式のMVも、弾き語り動画もなかったので、何も貼りませんけれど。
(この辺りがスネオヘアーらしいですね)
Spotifyとかに普通にあるので、気になった方は聞いてみてください。
タイアップがないのに、わりと耳にする曲だった気がします。
そもそも、シングルのA面の曲ですし、アルバム「バースデー」のリード曲にもなっている。
スネオヘアーの不思議なのは、本人はあんなに自己主張しなさそうな感じなのに、ややもするとなよなよに見えるのに、ソングライティングが卓越していて、曲自体がめちゃくちゃ強いこと。
共犯者も、じつにあの頃のスネオヘアー「らしい」曲です。
何の共犯者なのかは、はっきりとは明言されていません。
ただ、何かを”犯してしまった”二人が、その事象から逃げる。
そんな曲です。
決して明るくない、やさしい退廃ロックとでも言えばいいのか。
彼の曲タイトルを借りれば、まさに”悲しみロックフェスティバル”。
それがスネオヘアーの真骨頂のひとつでもあります。
久しぶりに、スネ夫を聞く夜にしようかな。