ちょうど中学くらいのときに流行った曲です。
BUMP OF CHICKENが大ヒットした「天体観測」の次に出したシングルで。
当時はバンプのセカンドシングルだと思っていました。
4thシングルだと知ったのは、大人になってから。
バンプはここから次々とヒットを重ねていくわけですが、この「ハルジオン」は特にメジャー化していた時代の曲とあって、かなりの回数聞いて、自分でも歌った曲でした。
天体観測に輪をかけて鋭く削られた、尖りきった一曲。
あの時代に聞いたからこそ深く刺さったのかもしれませんが、本当に多感と言われる時期に寄り添ってくれるような曲でもありました。
そこから月日がたち、あまり聞かなくなりました。
図らずとも、歳だけは大人になったからかもしれません。
バンプ自体も、未だに人気はありますが、だいぶ丸くなりました。
まさかバンプが朝ドラに曲を提供するなんてというくらい、丸くなりました。
先日、ふとこの曲を思い出しました。
聞いたわけではなく、勝手に頭の中で流れました。
ふと、口ずさんでみました。
今でも、わりとしっかり、歌えました。
虹を作ってた 一度 触れてみたかった
大人になったら 鼻で笑い飛ばす 夢と希望
ところが 僕らは 気付かずに 繰り返してる
大人になっても 虹を作っては 手を伸ばす
大人になっても、夢と希望に手を伸ばす。
それは、多くの人からは笑われることなのかもしれません。
でも、この曲はそれを肯定してくれるんですよね。
それが、どれだけ有り難いことか、今になって尚更身に沁みます。
折れることなく揺れる揺るぎない信念。
自らの中で揺らし続けていきたいですね。
