つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

SNSに大切なこと

SNS研修みたいなものを受けてきました。
オーソドックスな内容だったこともあって、新事実などはほぼなく。
だからでしょうか、終始冷静に分析するような感じで見ていました。

最低限の『しきたり』的なもの、は確実にSNSにはあります。
ただ、それは使っていればだんだんわかってくるもので。
いくつか『活用の好例』みたいなものも提示されたのですが、それはひとつのケースであって、絶対通用する伝家の宝刀ではないんですよね。
ケーススタディだなーと思いながら見ていました。

SNSに絶対的な攻略法みたいなものがない理由は単純で、”やりとりが双方向だから”なんですよね。
こちらが動いて相手が動かなかったり、こちらが動いたら相手がどう動くかが決まりきっていれば、やりようがあります。
相手がチョキを出してくるなら、グーを出せばいい。
ただ、SNSって、こちらも色々考えるけど、相手も色々考えるんです。
そこは対等だから。
だから、最初のうちはグーを出して勝っていたのにいつからか勝てなくなる。
それは相手がパーを出し始めたから。
そしてチョキを出し始めて、今度はグーを出す人が増えて、それを見てパーを出して、グーが出されて・・・
ぐるぐるぐるぐる。
まるでじゃんけん。
だから正解がないんです。

そのなかで、冷静に見ていたからか、これ大事じゃない?と思ったことが2つありました。

ひとつは、熱を持って使うこと
情熱ですね。
プロモーションとか、宣伝とか、広報とかが成功するか否かって、この熱量だと思うんですよ。

緻密に計算して成功することもあるでしょう。
ロジックをバッチリ組み立てて、それがハマることもあると思います。
でも、なんだかんだ土壇場で一番強いのは、熱です。
その熱が、どんなにアホに見えても、どんなに不格好に見えても、それでいい。
私達は、よくできた仕組みや、合理的で効率的なものを求めているのではなく。
人を見ている。
人がやることや、人が頑張っている姿を求めている部分があるんです。
それを測るために、たぶん熱量というものを見ている。
だから、うまく行ったプロモーションには必ず、そこに力を尽くしたキーパーソンがいる。

エビデンスやら、数値やらが大事だと言われるような時代だからこそ、熱量が大事なんです。

 

もう一つが、対話。
なんか政治家みたいな話になってきますけど、これが大事で。
熱量を持って取り組んだり、自分の持つ武器を信じて突き進んだりするときに陥りやすいのが、”自分を曲げない”ということです。
これは、信頼に繋がる部分もあって、塩梅の難しさはあるのですが、信念を曲げないことはひとつの強みであるとともに、その裏返しで弱みにもなります。

決まりきったルールの範囲ならそれでいいんです。
ただ、冒頭の話にも書いたように、SNSはじゃんけんなんです。
だから、色々なものを見て自らの立場や考え方を変えたり、ずらしたりすることが必要になってきたりします。

そこで大事なのが、対話することです。
コミュニケーションですね。
いろいろな人とコミュニケーションをとる中で、今時分が置かれている状況を把握し、場合によっては行動を変える。
コミュニケーションというのは、別に自分をよく見せるために行うことでもなんでもないんです。
いろいろな人の考えを聞き、このエリアの雰囲気を感じて、自分はこれでいいのかを省みる、そんな重要さもあるんです。
他の人がなんでそういう話をしてくれたのかを考え、それをきっかけに行動を変えてみる。
これができるかどうかは、とても大きいことだと思います。

 

この話は、べつにSNSの講師の先生が言ったわけではなく、それを受けて私が思ったことなので、根拠とかはありません。
ただ、こんなことってあるよねと思ったので、書いてみた限りです。
私自身も、ここに書いてあることができているわけではないので、色々考えながら、よりいい感じでSNS時代を渡っていきたいな、と思った所存でございました。