つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

話のうまさと変えなくてもいいこと

話がうまい人って、いますよね。
一から十まで言ってないのに、ストンと落ちる。
話術が巧みで、飽きさせない。

私の場合は、言いたいことをストレートに言ってしまうので、”諸刃の刃”にもなって。
それをカバーするため、嫌われたくないという思いも手伝って、オブラートに包むようにはなりましたが、その包み方がやっぱり独特だったりして。
よくわからない言い回しや、本当に伝えたいことまで包んでしまい、”結局伝わらない”という結末に至ることが日常です。

 

話が上手い人って、言いたい主張を直接言わなかったりするんですよね。
だから、ストレートすぎず、重く感じたりはしない。
何かの例え話にして、聞く側に「なるほど!」と思わせて、メッセージを伝えてしまう。
頭の中で、論理式や図がちゃんと展開できているんだと思うんですが、正直羨ましいです。

『話すこと』って、自分の内面や考え方とものすごくリンクすると思うんですよ。
それを変えようとすると、なんか自分のマインドを改めなきゃいけない気がする。
高校デビュー”じゃないですけど、今までの自分から変わらなきゃいけない気がする。

でも、それってとても、大変なんですよね。
私なんかはだいぶ歳を食ってますから、なかなか変えられないし。
若い人なら変えられるかと言ったら、それも実は難しいんですよね。
若いからこそ変えることに怖さがある。

変えることが怖いなあと思っている人のほうが、大半だと思うんです。
でも、無理に変えなくてもいいとも思います。
自分がここまで歩いてきた結果、そのスタイルが確立しているので。
変えるということは、ときにその否定になってしまうことがあります。
でも、それで過去の自分に自信が持てなくなってしまったり、上辺だけの存在になってしまったら、それは本意ではありません。

 

プラスアルファと工夫だと思うのです。
自分ができることや、持っている武器の中で、プラスアルファをしたり、色々工夫することで、少しはいい話し方にはできる。
背伸びしても、どこかでガタは来てしまうから。
今よりほんの少しだけ、『よりよく話そう』と思うことで、少しずつ分かってもらえるようになるのかな、と思っています。