つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

エール&レスポンス

ましゅまいれっしゅ!の話ではありません。

 

「ファンが応援することに見返りを求めてはいけない」という話をした記憶があります。
”いけない”というか、それで見返りを求めるのも何か違う感じがして。
それを求めると、たぶん疲れてしまうんですよね。
だから、自分の手の届く範囲で、無理なく応援するのがいいよということで。
それでもし何かがあれば、”僥倖”という感じなんだと思います。

むこうとこちらでは棲む世界が違う。
だから、そこは本来干渉できないはず。
そのくらいの認識のほうが、楽なんだと思います。

 

ただ。
なんというのかな。
向こう側が何かを伝えようとこちらに向かって努力してくれる。
それって、とても尊いものだとも思っていて。

普通は、ありえないんですよ。
でも、それを知った上で、手を伸ばしてくれる。
その手は、決して触れられたり、ましてや繋がれることはないんだけど。
それは、こちらも、向こうも十分わかっているのだけれど。
それでも、手を伸ばしてくれる。
言葉で思いを形にしてくれる。

その姿勢って、まさに”レスポンス”だと思うんです。
”ファンサ”もその一つかもしれない。
それは、能動的に期待するものではないのだけれど。
そうされたら嬉しいし、ありがたいなあと思うし、応援していてよかった、と報われた気になる。

 

見返りがないまま応援するのはつらい、それはそう。
そして、そのレスポンスは応援に見合うものかというと、人によって感じ方は違うかもしれない。
でも、なんかその、針の穴を通すような返ってくるものって、とても価値が高いような、そんな気がするんですよね。

私達が、誰かを、何かを好きになって、報われないよとか色々言われながらも応援し続けるのは、そんなところもあるんじゃないでしょうか。

ふとそんなことを思ったので、書いてみました。