つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

つよがり

弱音が吐けないことって、ありますよね。
昔は、弱音を吐かないことこそが強さだと思っていた。
それは個人の考え方というか、特にこの国ではそんな考えがスタンダードだったような気がします。

今では、そんなスタンダードはだんだん影を潜めてきていて。
頑張らなくていい、逃げてもいい。
そんな言葉すら、聞こえるようになりました。

 

ただ、昔から連綿と受け継がれていた”頑張れ根性”みたいなものは、今でもなお息づいていて。
弱音を吐きづらい場面が、生活のなかの各所に潜んでいる、そんな気がします。

 

弱音を吐かないことが強さとは、一概には言えなくて。
もしかすると、弱音を吐けることのほうが、強さなのかもしれないです。

頑張っても、頑張っても、自分をすり減らして、最終的に倒れてしまっては、なんにもなりません。
そうなったとき、その生き様は『強かった』と言えるのか。

無事是名馬という言葉があるように、そんな強さも、あるかもしれないですよね。

 

世の中、色んな生き方があります。
直感的に”強い”と感じるものもあるでしょう。
ただ、歳を重ねてくると、別の側面が見えてきたりもする。

自分にとって、より良い生き方はどんな生き方なのか。
少し歩みを止めて、振り返ってみてもいいのかもしれません。