つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

自分の好きなものをより多くの人に知ってもらうために。

”自分の好きなものをより多くの人に知ってもらうこと”。
「宣伝」「周知」「PR」「広告」など、色々な呼び方をされます。
最近だと"拡散"なんてワードも使われたりしますが、そのあたりをひっくるめて適切にに表現する言葉だと、やや固くなりますが広報、イコールで『PR』というのがオーソドックスなので、今回はPRで統一して書いてみます。

PRって、正解がないんです。
全てのケースに当てはまる”王道”みたいなものがない。
例えば、最近で顕著なケースに「炎上系YouTuber」があります。
人から嫌われることをしたら、普通は人気も出ないし情報も拡散されず、PRにもならないはずなんですよ。
でも、実際はマイナスの情報でも拡散され、少なくとも注目は高まっている。
わざと火種を作ることも、PRの一つの方法になり得るのです。
だからそこに王道がない。

 

最近、PRのキーワードに「人」が挙げられるようになりました。
なんのこっちゃ、と思うようなキーワード。
ただ、翌々考えてみると、今の私達って、人でないものからレコメンド、おすすめをされることが格段に増えてきているんです。
スマホのアプリなんかで、自分にあったニュースばかりが流れてきたりすること、ありませんか。
Amaz○nのおすすめに、自分が気になるような商品が流れてきたり。
インターネットで大量の情報がやり取りされ蓄積される中で、無意識下で自分にあったものがPRされているんです。
そういう生活に、慣れてきた。

だからこその、「人」なんです。
スマホでおすすめされるより、誰かの”口コミ”で影響を受けたことはありませんか。
パソコンで打ったチラシより、手書きのPOPに心を動かされたことはありませんか。
精緻なのは機械で作られたほうかもしれないけど、味気なく感じたりもする。
人の手が加わったものには、なんだか温かみがある気がする。

最近は、PRに使われるSNSなどでも、「中の人」を目立つようにした形のものが増えてきました。

 

自分の好きなものをより多くの人に知ってもらうために、できること。
『好きなものを好きと言うこと』だと思います。

何かの数値で測ったら、広告にお金を出したほうがいいのかもしれない。
関連グッズを買うことで、売上を出したほうがいいのかもしれない。
でも。
私たちはきっと、普段の生活の中で、好きなものに向き合っているはずなんです。
ものすごくよかったとか、今回はちょっと残念だったとか、これはいいものだから多くの人に知ってほしいとか、これはこうしたらもっと良くなるよねとか。
色々な感情を持っているはずなんです。
それは、システムとか、ワンパターンな宣伝とかではどうすることも出来ないもののはずなんです。

むずかしいなって思います。
思った通りにPRできないなって思うことのほうがめちゃくちゃ多いです。
でも、それはきっと、ゼロじゃない。
無駄じゃない。

雲をつかむような祈りのその先には、きっと悪くない未来が見えているはずです。
”好きなものをより多くの人に知ってもらいたい”
その思いを、どうか大切に。
きっと、それを知ってもらえるタイミングが、きっとあるはずです。