つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

はたしてコアファンか

コアなファン層を示す「コアファン」という言葉があります。
アプリゲームの「IDOLY PRIDE」に使われていたことで知った言葉でしたが、体感的なものはそれ以前からあって、『なるほど、そういうことか』と納得したおぼえがあります。

 

人気の人はファンがたくさんいて、そこまででない人はファンの数が少ない。
ライトの層を含めてみたファンの数だと、多分そうなんだと思います。
ただ、実際に様々なところでの体感とは少し違う気がしていて。

どこにいても、熱心なファンの数って、そこまで差がない気がしたんですよね。

それこそ人気絶頂の人と出たての新人を比べたら差はあると思います。
でも、ある一定のところまで人気が出たら、大きな開きはなくなる。
それは多分、「誰かに対してコアなファンになる人の総数はそんなに変わらない」からなのかな、と思います。
実際、超人気の人と、普通の人気の人だと、あまり変わらない。

 

「ファンですか」「誰が担当ですか」「推しは誰ですか」と聞かれて、気軽に応えられる人は多いと思います。
私もそこまで悩まず答えられると思います。
ただ、
「あなたはこの人のコアファンですか」
と聞かれて、はっきりそうですといい切れる人って、今の私だと、多分2人かな。
そんな感じになります。

”コアファン”に明確な定義はありません。
おそらく、その人本人の中にしかない基準なんだと思います。
誰にも左右されず、自分の中だけで判断するその基準の中で、自分がコアファンと言えるのか。

その判断自体に世間一般での意味は無いもけれども、自分が何か動くに際しての、『柱』になるかもしれない。

 

今は「ファンベースマーケティング」という手法が取り上げられています。
広く浅いファンよりも、深く狭いファン、つまりコアファンにターゲットを当て込んだ戦略とされています。

ある種、そういったファン、根強いファンがいることが前提となった今の時代のビジネス。
果たして自分は、その人に、コンテンツに対して、どのくらいの位置を取っているのか。
どのくらいの距離なのか。
そういったことをたまには考えてみるのも、いいかもしれません。