つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

「でも、残念なものは残念だよね」

コロナが理由で、行く予定だったイベントが延期になりました。
事情をふまえると、”延期”という判断になるのが普通ですし、罹患された方々のしっかりとした回復を願いたいと思います。
ただ、
「残念なものは残念だよね」
という思いは、正直あります。

そして、
残念なものは残念だよね ←これ
この言葉が、だんだん言いづらくなってきた、そんな感じがしています。

 

わかるんですよ。
「残念」という言葉が重くのしかかる方がいるってことも。
実際、”誰とか何が原因とかは詮索しないで”的なメッセージが運営サイドからは出ている。
でも、なんとなく、そこは触れなくてもよかったんじゃないかという感じもしていて。
ファンの中にああだこうだ言う人なんて、そんなに多くないんじゃないかって。
そこまで、ファンって信頼なかったのかな、と、ほんのり思ってしまって。

 

今のファンって、どのコンテンツでもそうなんですけど、いい人すぎるんですよ。
騒ぐと得策じゃないと思ったら騒がないし、運営側にとっていいファンでいようとする。
でも、それって、”都合のいい”ファンになっていやしないかと。

”残念なものは残念”と思える感覚って、大事だと思っています。
なぜなら、置かれている様々な状況を勘案した上で、ホンネを絞り出している感想だから。
ホンネって、大事なんですよ。
と、私は思う。

運営側が、その日に向けて準備を進めてきているのと同じように。
ファンだって準備を進めてきているんです。
イベントを中止や延期することが苦しいことだとしたら、ファンも同じように苦しんでいる。
ステージ上の役者ではなくても、”アリーナやスタンドでの対バン者”として苦しんでいる。

 

独りよがりかもしれないです。
めんどーなファンかもしれないです。
でも、私はそうも思った。
その感覚を押し殺していたら、なんか、ファンやってなくていいかなって感じがする。

 

なので、「残念なものは残念だなあ」というのが、私の今の気持ちです。

 

素晴らしいステージを準備してくれる人が、ステージ上で最高のパフォーマンスをしてくれる人が、今回は出れなかったはずの人も含めて、みんな元気で戻ってこれますように。
今回参加するつもりだった人が、延期先のライブではできるだけ参加できますように。
そして、その延期作業が、スケジューリングが、できる限り円滑に進みますように。