つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

気持ちだよ

これは、今週のアニメ「彼女、お借りします」で話の根幹になっていて、そうだなあと感じたことが中心なんですけど、いろんなことまで幅を広げて改めてそう思ったので。

 

今週のかのかり。
千鶴さんに誕生日プレゼントをわたそうとする主人公の和也。
ただ、何を送ったらいいのかわからず、踏ん切りもつかず。
そこで、救いをもとめた墨ちゃんにもらったアドバイス
『プレゼントは物じゃなくて気持ち』
というものでした。

ホント、そうですよね。
真っ直ぐな墨ちゃんらしい、丁寧なアドバイス

 

何でもかんでも、”事実”や”実績”みたいなものが重視されるような気がします。
実利を考えると、そうなのかもしれない。
でも、それで見えるものって表面であって、その感情の奥底には触れられないんですよね。

 

 

少し別の話になりますが。
ハルウララゆかりの高知競馬にて、ウマ娘のイベントがありました。
ウマ娘ハルウララを演じる首藤志奈さんがコロナに罹患し、同事務所の高柳知葉さんが代打。
ハルウララファンだったり、首藤さんのファンも、状況が状況なだけに、行くかどうか迷っていましたが。
”このイベントを次につなげたい”
と、本人不在で、ウララ不在で、現地に飛んだ方がいました。
実際に行けなくても、行けないかと頭を悩ませた方がいました。

冷徹うに考えてしまえば、いかなくてもいいと思うのです。
でも、この”イベントを次につなげたい”、”ウララに、首藤さんに高知競馬に来るチャンスがまたほしい”と思う気持ちって、いいものだな、と思いました。

 

それって、事実やデータじゃ測れないですよね。
何の実績にもならないかもしれない。
でも、そうしようとした行動って、尊いものだな、と思います。

 

趣味でも、なんでも、誰かや、何かを応援する身として。
事実や実績を指標にしてしまいがちです。
私自身もそういうところがあります。
それは、広く多くの人にわかりやすいですし、説得力ももたせやすいです。
でも、それを裏返すと、実は応援している本人の希望に寄り添ってはじつはいなかったりし、ややもすると自分自身のブランディングにもなってしまっていたりすることもあるんじゃないかと、思います。

本当に大事なのは。
完璧に追いかけることでもなく。
何か具体的な実利を相手方に与えることでもなく。
ものすごく高額な買い物をすることでもなく。
誰かをけなしてまで応援することでもなく。


気持ちを大事に応援することなんだ、と思いました。

 

これを聞きながら、アニメ「こち亀」のエンディングを少し思い出しました。

気持ちだよ 気持ちだよ きみにあげたいものは
気持ちだよ 気持ちだよ ぼくの気持ちだよ

吉田拓郎「気持ちだよ」)

www.uta-net.com

 

 

墨ちゃんのようなピュアな心で。
気持ち、大事にしていきましょう。