つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

ターゲットが変わってくる話

何事も、万人受けするのであれば、それは一番いいですよね。
でも、そんなことはもちろんなくて。
母数が多ければ、限りなく100%に近くても1%や0.1%は受けない人がいて。
大半の場合は、受けている状態があっても、全体を見ればそれが1%や0.1%だったりする。

だから、ターゲットを絞るということがあるんですよね。
で、ターゲットを絞るってのはもちろん悪いことじゃなくて。
考えが多様化している今、戦略を持って、ターゲットを絞っていかなければ、どの世の中も生き残っていけないわけです。

 

何かに興味を持って、少し足を踏み入れてみようかなあと思った時に、なかなかハマっていかないことがあります。
興味はあるはずなのに、埋まっていかないというか、噛み合っていかないというか。
どことなく、目線が違う。
こちらが合わせようとしても、なんだか合わない。
それが少し不思議で、何が原因なんだろう?と考えることもあったんですが。

ある時になって、ふと気づいたんです。
「これは、私はターゲットではないんだな」
と。

 

これは少し長い目で見た時の話ですけれども。
一つのものとかこととかを長年見てきたとき、どこか途中で見え方が変わってくることってありますよね。
根っこは同じなのに、なんだか変わってきた気がする。
それってたぶん、その時期ごとに、ターゲットが変わってきているんだと思うんです。

ふと浮かんだのがエヴァンゲリオンの例なんですけれども。
エヴァがなんであんなにリメイクされているかというと、もちろんリメイクすることで作品を完結させるという目的はあるんですけれども、
「今の14歳に向けて作っている」
という話を、庵野監督がしていたみたいなんですよね。

同じようなもので前にも紹介しましたが、漫画の最終兵器彼女
「いつか読めなくなる日が来るから、そのときは誰かに譲ってください」
って書かれてるんですよ。
どんな時代でも、ターゲットを定めて作品は発表されている、ということなんですね。

 

自分が、そのターゲットからは外れているなと思ったとき。
ついていけるのであれば、ついていってもいいでしょう。
でも、きっとどこかで、ついていけなくなる時が来る。
それをどのタイミングで気づけるか。
そのうえでなおついていくか、それとも・・・

悩みは尽きないものです。