フラスタ、全くこだわらなければ最安1万5千円くらいから出せるんですよね。
— 鶴舞雪(つるまうゆき) (@tsurumau_yuki) 2022年10月17日
上を見ればキリがないですけど、じつは15000円の花ってとっても高価なお花なんですよ、我々麻痺してるけど。
だからそれでも全然いいはずなんです、本来はね。
今日、こんなツイートをしたところ、少し反響がありました。
重ねていくつか示唆や考察もあって、そのあたりも最もだなあと思ったので、少し丁寧に書いてみようと思い、筆(キーボード)を執っております。
1 決まった相場はないが、1万5千円くらいあれば"出せる"
あまり意識しないことですが、お花って”時価”なんです。
回らないお寿司と同じなんですよね。
だから、魚市場があるように、お花にも市場があったりします。
なので、値段についても、お花屋さんごとに変わってくることが結構あって。
1万でやってくれるところもあるかもしれませんし、顔見知りの店とかであればまた全然違うかもしれません。
「どのお花屋さんでも対応してもらえそうかな」という額が、だいたい1万5千円程度(税抜)だということなんですね。
ちなみに、以前の私の感覚では1万2千円くらいだったのですが、今は値段も少し上がっているので、1万5千円としてみました。
これは最低額の話なので、『普通のフラスタはもっとかかるよ』という話はその通りなのですが。
今回は「フラスタを出そうかな、どうしようかな」と迷っている人に向けての発信でしたので、その完成度とか、内容とかはさておき。
”フラスタを出す”ということは、最低いくらあれば可能なのか
という視点で呟かせてもらいました。
冷静に考えてみると、1万5千円のプレゼントって、かなり高額ですよね。
この部分は、しっかり捉えておいた方がいい感覚だと思います。
2 じゃあ、1万5千円のフラワースタンドってダメなの?
百聞は一見にしかず。
Googleの画像検索で、1万5千円のフラスタを見てみましょう。
ご覧いただいて、どんな印象を受けましたか?
「・・・意外と、いい花じゃない?」
そう、1万5千円の花でも、普通にフラスタとして成り立つんです。
よく、”関係者からの祝い花”ってイベントに贈られたりしますけど、シンプルなものでだいたい2万円前後だと言われています。
だから、安いフラスタがだめどころか、1万5千円でこれだけのいいお花が贈れるんです。
これも抑えておいていい話だと思います。
参考までに、この祝い花も3万円未満で収まっています
3 一般的には3万~6万5千円くらいが多い
それを踏まえて、”普通のフラスタはもっとかかる”という部分に触れていきたいと思います。
このページを見ていただいている方は、きっと声優さんや、アイドルさんに贈ろうとしている方が多いのではないでしょうか。
さきほどご紹介したようなシンプルなフラスタが贈られる一方で。
贈るお相手の担当カラーの色のお花にしたり、バルーンや装飾をふんだんに使ったり、イラストやパネルがあしらわれたポップでバラエティに富んだフラスタをよく見かけませんか?
そう、フラスタが一般的に3万以上かかると言われるのは、そこに「デザイン」という要素が入ってくるからなんです。
自然界にあまり存在しない青系や緑系(花としては少ない)のお花はレアですし、場合によっては色水で染めたりもします。
バルーンや装飾もお花屋さんのほうで材料費がかかります。
パネルも印刷費がかかりますし、下手すればイラスト代のほうが高いのでは・・・みたいなフラスタも存在します。
ただ、それはデサインやこだわりの話であって、もちろん必須ではないんですよね。
自然界に存在しないお花を使うことで、雰囲気のバランスが壊れてしまうこともあります。
バルーンなどは、持ち運びや人が通ったときに割れるリスクがあります。
イラストがない方が、本来のお花がよく見えるといった逆転現象もあります。
お金をかけたからと言って、それが全部プラスだけに働くわけではないのです。
バランスが大事なのです。
なので、この後はじめてフラスタに挑戦される方は、あまり「あれもやろう、これもやろう・・・」とは抱え込まず、まずはシンプルなものをベースにして、お花屋さんと相談してみるのがいいかと思います。
4 上を見ればキリがない
これは何の世界でもそうですけど、上を見ればキリがありません。
フラスタ一本に十万以上使うケースもありますし(企画のことが多い)、企画を呼びかけている人の人脈が抱負なことで一大イベントのような規模になっているフラスタなどもあります。
ただ、それはこだわりとある種での自分での満足の話であって。
そのくらいでないと贈れないなんてことは、全くありません。
過去最高規模ですが、もちろん10万よりは全然安価です
5 お花は金額ではなく気持ち
野球に逆の形の名言があったりするので、これを押し通すのも勇気がいるんですけどね。
でもね、お花ってこうだと思うのです。
安かろうが、急いで用意したものであろうが、心がこもっていればそれはいいお花。
逆に、自己顕示の塊みたいなお花になってしまうと、見ている人もモヤッとしてしまう。
花束って、真心を込めて渡すものですから。
せっかく、お金を出してお花をお贈りするのであれば。
お花を贈りたいと思った「最初の思い」をしっかり心に抱きながら。
相手のことを思って、一生懸命準備して、贈ってみませんか。