つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

いつからファンを公言するようになったんだろう

懐かしい時代の話を耳にする機会があってですね。
ふと、思ったんですよ。
いつから「私は〇〇のファンです」と言うようになったのかな、と。

 

じつは、昔から言ってはいたのですよ。
それこそ、ン十年も前から、何が好きだとか、誰が好きだとかいうはなしは公開しているんです。
プロフィールを公開する文化ってあって、その中とかで。
だから、最近始まったことじゃない、というのはあって。

ただ、それは書かれていただけのことで。
常日頃から、誰々のファンですだとか、その人に影響を受けて動くなんてことはしていなかった。
今でも、「棲む世界が違う」なんてことは言いますが、それ以上に、ファンと人気者の間って隔てる壁があったんですよ。
それこそ、こちらが起こした行動は全くあちらに影響しないくらいの。
住む世界どころじゃないな。
本当に存在しているのかがわからないくらいの、茫漠とした壁が。

 

誰かを応援したり、ファン活動めいたことをやっている私ですが、そのスタイルになったのは、2016年とか、17年とか、そのくらいです。
5、6年前なんですよね。
それまでは、もしかするとそういうことを公言しないことにこだわりを持っていたかもしれない。
当時のことははっきりとは覚えてませんが。
誰かを好きと言ったことで、何かデメリットが出てしまう、公平でいなければ、みたいな考えは持っていた気がします。

そのあたりのほんのりとした考えは割と長く続き、2018年位に瓦解したのかな、だいぶ確固たる考え方でした。
今はそこまで意固地にはなりませんが、根底としては何か才能を持った人はすごいというものがあるので、少し柔らかくなったのかも知れません。

 

公言していなかったときと、したあと。
明らかにしていなかったときのほうが、楽だったと思います。
ある意味では自由だった。
別に、公言したことで何か責任を負うわけではないのだけれど、色々広い世界の中で、ある種のポジションが決まってしまうところがあって。

そんな時代のことを、少し思い出しました。
どちらがいいとか、たぶんそんなのはなくて。
きっとそのときどきで、ポジションをしっかりしたいなとか、ジプシーでいたいなとか、そういう感じが変わってくるんでしょう。

この先はどうなるかわからないですけど。
「自分はこう」というスタイルにこだわりすぎないように。
ある意味適当なスタンスでいれたらいいな、と思います。