つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

つーるまうの最近はー

つーるまうの最近はー

やー、生きてます。
ちゃんとかどうかはわかんないけど生きてます。
消化試合じゃなく、そこそこ前向きにです。

相変わらず、オタクやってますね。
少し前にちょっと変わって、ちょっと前に少し揺り戻して、という感じ。
ただ、前は”毎年いる場所が違う”とか言われていましたから。
それに比べたら、だいぶ落ち着いたんじゃないでしょうか。

元々、最前線にいるようなタイプではなかったのに、それにしては活動的になったねと当時を知る人は言うのかなと思ったり、そんな人はもうほぼいないなと思ったり。

 

「推し活」とわたし


最近の「推し活」の流れには、若干”戸惑っている”というのがストレートな言葉です。
それは違うよ、というつもりもないし、それはもうトレンドや世代差なんだなということはわかっていて。
でもそれを自分も同じようにやるかと言うと、たぶんやらないなという感じ。
そこについて、良し悪しで考えるケースも多いんですけど、こればっかりは正解はないので。
かえって、みんながイエスマンですという、正しいようでこわさのある世界よりは、まあ自由でいいのかなとは思ったりします。

前にそんなことを書いた気もしますが、テレビを通して芸能人を好きでよく見ていることだって、立派なファンなんですよね。
だから、例えば有名人が熱愛!みたいなことになったとき、割と多くの人が「〇〇ショック!」と言って衝撃を受けたりします。
その人が出演するイベントや、スポーツのゲームかもしれない、そういうところに毎回通っている人は一握りかもしれないのに、多くの人がショックを受ける。
それは「れっきとしたファン」だということで。
ファンの形は人それぞれで、それは今の「推し活」と完全にイコールではないということではあるんですよね。

ドライに言ってしまえば、何かを好きでフォローすることは、ある種の趣味なので。
その前置きをわかったうえで、自分の生活になじませていけばいいということ。

私はどうやら強靭なオタクに見られることがあるそうなのですが、滅相もないという言い訳はしておくとして。
無理せずに、応援ができていけばいいなと思っているところです。

 

「環境」というファクター

 

また、これも前に書いたことにつながるのですが、環境について。
ちょうどそういうタイミングなのか、周りに環境が変わる方が多いです。
その変わり方も多様で、仕事だったり家庭だったり、趣味だったり人生そのものだったり。

今の環境だから、今できることがあるわけです。
環境がひとつでも変わると、がらっと世界を変えてしまいます。

あんまり重い話をしてもよくないので、誰にでも起こりうるライトな話を題材にしますと。
ライブが好きでいろんなライブに行き、元気に飛びはねていたタイプの人が、
「もう体力的に持たないからライブはあまり行かなくなった」
となったりする。
かつては私のほうが引っ張られるようにライブに行っていたのに。
運動が不得手でろくな筋力を得られなかったほうが、今でも意気揚々とライブに繰り出しているのはなんとも、という感じがします。

体力一つとっても、世界が変わってしまう。

そして、環境というのは「変わらずにはいられない」んですよね。
別に桜が咲く坂道を登っているわけじゃないけど、変わらずにはいられないのはみんなそうなんです。
だから、今この環境でできることを、最大限やる。
なんかもうそういう生き方しかできないなあと、そう思っています。

 

むすびに

 

とりとめもない話をしたときに「何か書きたいことがあったわけではなく」と書きたくなるくせがあるのですが、これだけ長く書いているのできっと書きたいことはあったはず。
ただ、なんかそれをテーマとして切り出して「こうあるべき!」みたいなことはやりたくないなあと思って、こんな感じになりました。

私は昔からこんな感じですし、たぶんスタンスは変わらんのだろうなあと思います。
面倒くさいのも変わらないので、それを折り込んで接していただければと思いますし、それを含めて温かい目線を送ってくださっている方には感謝しています。

 

ということで、とりあえずの近況報告でした。

前橋ウィッチーズにありがとう~地元民が語る『前橋ウィッチーズ』という光

まさかここまでになるとは思っていなかったです。
今年の”前橋の明るい光”であることには間違いなく。
そして、このブームが一過性ではないとも、確信を持って言うことができます。

2024年9月に、突如情報が公開された「前橋ウィッチーズ」。
よくわからないまま、声優のキャストさんがいきなりけやきウォークでライブを敢行し、「アニメが始まっていないのにけやきウォークに300人が集まる」という謎現象が発生。
その勢いのまま、声優イベント不毛の地ともいえる群馬で、毎月のようにイベントが開かれていき。
前橋という地で、アニメ放送前にもかかわらず、「前橋ウィッチーズ」の熱は高まっていきました。

タイミングも絶妙でした。
ちょうど前年に高崎市沼田市を舞台とした「菜なれ花なれ」が放映されたこともあって、”群馬アニメ”の熱も高まっていた時期でもあり、初期にはなれなれグッズを身に着けてイベントに参加していた人もには見られました。

また、会場にはお子さんをお連れのご家族連れなどもおり、一部のファン層だけが盛り上がっているわけではないことが伺え、地域で商店などを開いている人に話を聞いてみても、ウェルカム体制で、前橋ウィッチーズを好意的に捉えられていました。

まあ、ここまでは、地方のご当地アニメではままあることです。
先行上映会で「ストーリーがしっかりした作品で、高水準」であることはわかりつつも、最後まで見てみないと、作品の重量感は未知数でした。

 

駆け抜けるように4月を迎え、アニメの放映が始まりました。
ここでは内容には触れませんが、感想だけ書くと

すっごく良かった

予想を遥かに飛び越えてとんでもなく琴線に響く作品だった

「前橋ウィッチーズ」が、作品としても評価された瞬間でした。

www.youtube.com

 

アニメ放映後も、声優キャストが中心になり、群馬県内だけではなく全国各地で様々なイベントを開催していきました。
一過性のブームで終わることなく、その熱狂が年末へと向けてまるで加速していくような、そんな感覚でした。
また、前橋市も様々なプロモーションを打ち出し、様々なお店が前橋ウィッチーズとのコラボ商品を販売し、軒並みすぐに売り切れるという状態になりました。

作品は、聖地アニメになったかどうかだけで価値が決まるものではありません。
ただ、この作品の制作過程の中に、「前橋を元気づけたい」という思いがあり、地域と綿密に連携しながら作られた作品であることを踏まえると、その視点はとても大事な側面だと思います。
その意味では、「ご当地アニメ」「聖地化」の成功例と言っても言い過ぎではないでしょう。

 

ご当地アニメが数多存在する中で、なぜ前橋ウィッチーズが成功できたのか。
理由はいくつかありますが、その中から3つほどピックアップして、語っていきたいと思います。

 

まず、当然ながら「作品そのものが良かった」ということです。
どんなに受け入れ態勢がしっかりしていても、どんなにプロモーションをしっかりやったとしても、作品が良質でなければムーブメントにはなりません。
前橋ウィッチーズには、脚本の吉田恵里香さんを始め、制作のバンダイナムコサンライズ、音楽ではつんく♂さんといった、素晴らしいスタッフ陣に恵まれていました。
また、そういった素晴らしい方々が、本当に真摯に前橋という街に向き合ってくれたこと。
さらに、そこに熱意の滾ったフレッシュな声優陣が、一生懸命、命を吹き込んでくれた。
そういった様々な思いが凝縮されて、この作品ができあがっていると、そう思います。

 

2つ目は、プロモーションを切れ目なく行った、ということです。
アニメが始まる前年から声優さんを起用して、様々なイベントを切れ間なく行った。
先行上映会を行うことで、作品のスタートダッシュをかけられるようにした。
放送中にも何かしらの企画が動いているようにした。
あらかじめ、アニメ放映後の12月末までを声優さんがしっかり動ける期間としておき、ムーブメントが起こり続けるようにした。

これは、ある種プロモーションの基本でもあり、また制作体制が強固であるからこそできた部分もところもあるのですが、それをしっかりやり抜いたことは大きかったと思います。

また、この区分に入れていいと思うのですが、各種イベントでフロントに立つ声優さんのスタンスも大きかったです。
ご当地もののアニメは、その地域を盛り上げることが求められるところですが、「地域に溶け込みながらトークをする」というのは、なかなか難しい技能だったりします。
その地域への知識が少なかったり、また地域にとって触れられたくない要素を触らないように、ある意味での安全策をとって無難なトークになりがちで、その距離感を図るというのは、とても骨の折れることです。

ただ、ウィッチーズの面々は、その意味では満点の立ち居振る舞いを各種イベントでしていました。
これは、彼女たちがほぼほぼ新人として集められ、前橋ウィッチーズという作品に貪欲に挑み、それこそ「前橋を第二の故郷だと思う」くらいの熱量で前橋に向かってきてくれたことが、大きかったと思います。
オーディション前に実際に前橋に来て、どんな場所かイメージを膨らませたうえでオーディションに臨んでくれた声優さんがいたりするのは、幸せ以外の何物ではありません。

アニメが終わった今、ムーブメントの中心にいるのは、ウィッチーズの声優の皆さんです。
彼女たちがあちこち忙しく活動してくれているからこそ、ウィッチーズの盛り上がりがずっと続いているのです。

 

3つ目として、地域の受け入れ態勢です。
これは2月のプロモーションともつながるのですが、アニメが放映されてから一気にファンが来て「何だ?」となるのではなく、それこそアニメの9ヶ月前から切れ目なくイベントが行われたり、各種プロモーションが行われたことで、まちぐるみでアニメを応援していく雰囲気が醸成されていったのが、とても大きかったなと思います。

さらに、群馬県民の「外から来た人を歓迎する文化(お節介なほどの温かさ)」や「新しいもの好き」な県民性も、プラスに働いたのだと思います。

前橋ウィッチーズには感謝しかありません。
だって、こんなに群馬が、前橋が盛り上がることって、なかったですから。
作中に書かれているとおり、前橋市はなにか飛び抜けた物がある街ではありません。
群馬全体で見てもそうです。
でも、そこをあえて等身大で描いて、作品に地域のエッセンスを入れてくれたこと。
そして、そんな群馬や前橋を「大切な場所」と言ってくれる人が、たくさんいたこと。
こんな嬉しいことは、ないんです。

 


さて、今後の前橋ウィッチーズはどうなっていくのでしょうか。
このブームは一過性のもので終わってしまうのでしょうか。

私は、前橋ではまだまだウィッチーズの熱量は冷めないと、そう思っています。

前橋に住んでいる人と、お店を開いている人と、話してみてください。

声優さんの名前は、パッとは出てこないかもしれません。
でも、ウィッチーズが現実でも活動していることは知っています。
そして何より、普通の会話の中で
 ユイナちゃん、チョコちゃん、キョウカリオン、アズアズ、マイちゃん・・・
そういったキャラクターの名前や、「黄色くて元気な子でしょ?」という話が、当たり前のように出てくるようになっているんです。
へたすると、私ですらびっくりするほどに、ナチュラルに出てきます。

ウィッチーズは、画面の向こうのキャラクターではなく、『前橋に本当に住んでいる身近な子たち』になっています。

だから、ウィッチーズはずっとずっと、続いていきます。



 

P.S.

語りたいことが多岐にわたりすぎて、前橋ウィッチーズという熱を語りたいとは思いつつ、何をどう書いたらいいのか、どの切り口がいいのか、ずっとずっと悩み続けて、今になりました。
先日のライブを持って、それが一気に整理された感があって、やっとこのテキストをかけています。

こんな素敵なコンテンツを生み出してくれた、そこにどんな形でも、少しでも関わった関係者の皆さん、本当にありがとうございます。

2025年のつるまうさん(近況報告)

ご無沙汰しています、鶴舞雪です。

「去年よりも参加イベント数が増えた」とか言いつつも、今年は全力で仕事をした一年でした。
細かいことは書けないのでふわっとした表現が多いですが、ご容赦くださいね。

 

昔からやってみたいことがありました。
”わたしのすきなことで、ここが盛り上がったらいいな”

ことあるごとに口にしていました。
ただ、それは周りから見ると”馬鹿らしいこと”で。
親しい間柄でも、面と向かって『それはできないよ』と言われる、そんなことでした。
だから、あまり口にすることは減り。
でも、周期的にやりたいという思いはふつふつと湧いてきて、ふと顔を出す。
そんな状態でした。

そういった”やりたいこと”を、おかげさまでいくつか実現できた一年でした。
時代が追いついてきた。
ということなのかもしれません。
ただ、それをひたすら言い続けた。
打算ではなく、ただ単に好きだから好きと言い続けた。
たぶん、これがなかったら、私に何の力もなかったでしょう。

これまで抱えていたモヤモヤとか、はたまた挫折とか。
そういったものが積もり積もって、結果に結びついたんだなと思います。
今年新たにやったことは、それほどありません。
踏み出すことや判断はしたけど、それだけ。
私が持っていた思いを、歪ませず、腐らせず、妥協せずにここまで持ってこれたから、それが形にできたのだなと思いますし、それをできる環境が整っていたのも幸運でした。
何事もめぐり合わせとタイミングですね。

 

いろいろなものやこととの関わり方は変わっていったり、それこそSNSの頻度などは大幅に減ったりもしましたが、自分本位なのが私なので、その辺りは気ままに変わっていきますのでご容赦をば。


来年もいい年であるといいなあと思いつつ、結びとします。
今年、この後何か書くかどうかはわかりません。気ままですので。

東京タワー~朗読劇と、改めての原作を読んで~


先日、TOKYO FMホールで開催された朗読劇「東京タワー~ボクとオカンと、時々オトン~」に行きました。

名だたる声優さんがキャストとして朗読するのも魅力の一つとして、そもそもの部分で、リリー・フランキーさんの「東京タワー」という作品がとても好きで。

 

本当に素晴らしい朗読劇でした。

まず触れたいのは、観客にとっての「わかりやすさ」。
演技や表現の素晴らしさを味わえるのはどの朗読劇でも同じですが、今回の朗読劇では、原作を知らない人にもとてもわかりやすかったです。
エピソードの選び方でもそうですし、スクリーンや音楽を使った演出もそう。
更に、キャストさんの力が加わって、至高の物語が眼前で展開されていきました。

今回は、主人公である「ボク」と地の文を梶裕貴さんが担当しました。
全体の7~8割を、梶さんが読んでいたのではないでしょうか。
朗読劇の雰囲気を一人でコントロールする需要な役柄を、情感や想い、物語のニュアンスを巧みに表現していました。
観客に「味わってもらいたい」という意識が伝わってきた、とても良い朗読でした。

そして、もうひとり外せないのは「オカン」、松本梨香さんです。
リリー・フランキーさんが「この本はオカンの本です」というくらい、オカンの物語である、東京タワー。
素晴らしいとか、よく演じられているなどの言葉すらおこがましくて、ステージ上にいたのは、もはやリリーさんのオカンでした。

置鮎龍太郎さんの「オトン」も、大変味のあるオトンでした。
主人公役や格好いいキャラクターのイメージが強い置鮎さんが、こういった父親像を演じるのは、個人的にはとても意外で、より凄みを感じました。
セリフ数は多くないものの、ご自身が福岡出身ということもあり、ナチュラルなオトン像がとてもよかったです。

「彼女」「地元の友人」は、前者は原作ではここまでクローズアップされておらず、後者はいくつかの人物の要素が合わさった形になっているなど、この朗読劇にあわせてアレンジされた役柄でした。

「彼女」を演じた雨宮天さんは、少ない場面ではありながらも印象的な言い回しを担うことが多く、朗読劇の雰囲気にしっかり溶け込み、その場面をしっかりと印象付けていました。
余談ですが、終了後のトークでは雨宮さんらしい「声優に憧れて声優になった」話題で会場を盛り上げていたのが、彼女らしさも際立ってよかったです。

「地元の友人」を演じた代永翼さんは、複数の役割が合わさった形で一番のオリジナルキャラでもあり、その苦労はあったかなと思いますが、アグレッシブな演技で場面にアクセントをしっかり付けていたと思います。

 

語り部」の塩崎こうせいさん、吉田智美さんは、このエピソードやオカンに関わる様々な需要人物を適切な温度感で演じ分けるという重要な役割。
アンサンブル的な要素はありながらも、大車輪の大活躍でした。

 

本当に素晴らしい朗読劇でした。
劇というか舞台に近く、生のお芝居を堪能させていただきました。
どこかの青い人よろしく「声優さんってすげー!」は、客席側から投げかけたい感想でした。

 

 

 

朗読劇の後、改めて「東京タワー」の原作を読み直しました。
2005年に買ってすぐ読んでいるはずですが、私が持っているハードカバーでも「第7刷」。
人気が如実にわかります。

当時もボロ泣きした記憶は今でもありますが、当時の私は、まだ20歳にもなっていませんでした。

それから、20年が経ちました。
今は2025年ですからね。
当然、感じ方も変わってくる。
改めて読んで、この出来事の重さは、比喩なしに100倍くらいになっていました。

朗読劇を見て(聞いて)、改めて小説を読み直して。
そこには深い感動がある。
・・・のだけれど、そこで終わっていいものでもないなということを、強く感じました。
なぜなら、これは、自分事だから。

 

自分の話は外に語るようなものではないけれども、この2日間で感じた思いを大事にして、過ごしていきたいなと、より強く思いました。

貴重な機会を、ありがとうございました。

武道館より熱をこめて ~TrySail 10周年出航ライブ “FlagShip” in ⽇本武道館~

TrySail、武道館ライブやります!」
その情報は、あまりにもさらっと発表されました。
”苦節10年、念願の武道館です!”でも、”活動の集大成です!”でもなく。

『武道館なんだからもっと宣伝したほうがいいのでは?』とか、『この感じで会場埋まる?』とか、要らん心配をしてしまいたくなるくらいのナチュラルさで。

運営側はとにかく、
「ライブやるのでみんな来てね」
という、本当にいつもの感じのスタンスでした。

 

今回も、友人がご丁寧に両日のチケットを用意してくれました。
今では”はなれない距離”にいるため、ライブが2Daysあった場合でも両日行ったりはしないのですが。
それでも『両日いくかー』となったのは、まさにこの
武道館
という存在が、ある種の重みを持っていたのだなあと感じます。

 

"武道館"という箱、ステージと客席が近く感じるんですよね。
座席は狭かったり、上の方にいくと傾斜がきつかったり、そもそも武道の会場ですからライブになじまないところもあるんですけども。
武道館で熱量あるライブが生まれるのは、その手づくり感、アットホームさにもあるのかもしれません。
武道館で開催された思い入れのあるライブが、いくつもあります。

私はTrySailでいうと、青色担当です。
あまり明言することはなくなりましたが、それはそれでいいかなと思っていて。
今回も、青色のライトは切らさずに、2日間を駆け抜けました。

不思議なもので、これといった予習はしていかなかったのですが、コールと振りは勝手にできてました。
振りもしっかり、担当の手を上げるところもナチュラルでできていて、びっくりすることに歌割りも頭の中に入っていて、ペンライトが勝手に動いた。
いや、動かしたのは私の手なのですが。
頭を空っぽにしてでも、今でもしっかり青き民でした。

過剰な重しを背負うようなそぶりもなく、雨宮天らしい雨宮天でステージを駆け回っていたので、とてもホッとしました。

たまに帰ってくるので、これからもそのスタイルで駆け抜けてください、ありがとう。


1日目に持っていかれたのは、ナンちゃんでした。
武道館で、「パレイド」を歌うとは思わなかった。

みんな知っているし、本人ももがいてきたことを明かしている。
順風満帆だけの10年ではなかったでしょう。

きっと、彼女こそ、苦節10年。

万感こもった、パレイド。

パレイドのイントロが流れてきて、最上段の4階から登場したときの、どよめき。
「ここまで歩いてきた」と言わんばかりの、圧巻の歌唱。

みんなを救える、きれいごとじゃないパレイドでした。

 

2日目、もちょでした。
イントロが流れてきて、崩れ落ちる会場。
口々に飛び出す「嘘でしょ…」という叫び。

”花に赤い糸”

『ここでこの曲持ってくるんだ』という驚きと、それ以上の納得感。
本人が思い入れがあるであろう曲の一つだと、多くのファンがわかっている。
だから、頭の中で曲が繋がりかけた曲の冒頭で、私は泣いてしまいました。

麻倉もも」という歌手の"よさ"を詰め込んだ世界観。

この武道館ライブで、3人とも、本音もまじえて、ここまでの10年間を振り返っての話をしました。
その中で、一番その話題に向き合って話していたのは、もちょだった気がします。
ふだんはそんなことを喋らず、おいしいもの話をしているのに。
それだけ、この公演に重みを感じていたんだと思います。

だから、彼女だけが泣かずに一番気丈にふるまっていた。

武道館を暖色一色に染め上げる光景は、彼女にとっても、まさに結実した10年だったと言えると思います。

 

本当に、様々な思いを抱えた10年だったと思います。
既に上で書いていますが、MCで触れられるエピソードには本当に思いがこもっていて。

トラセといえども、順風満帆ではなかった。
トラセだからこそ、色々あった。
そして、ここまで来た。
そんな10年だったと感じます。

私は2019年からのファンで、そのときは『新参者』と言っていたのですが、そこから6年が経ってしまい。下手すると古参にもなってしまう。
そんな月日の流れも、しみじみと感じて。

 

TrySailは、声優ユニットとしてはどの要素も高水準でまとまっていて、総合力が極めて高いアーティストです。
その印象は、2019年からほぼ変わっていません。
ただ、それは見方を変えると、”バカみたいに突き抜けた偏りが少ない”ということでもあり、”そつなくこなしている”という見方も、あったのかもしれません。

でも、今のトラセは、そこより二歩も三歩も進んでいると感じます。
それぞれのソロ活動で、TrySailではない”個人の売り”を磨いてきた。
10年のうちの後ろ半分は、まさにその時期でした。

天ちゃんがセルフプロデュースで作詞作曲をするとは思わなかった。
ナンちゃんがラウドロックに傾倒していくとは思わなかった。
もちょが家入レオと対バンするとは思わなかった。

それぞれのソロ活動で、そちらでも大きなひかるカケラを掴んで。
そして、トラセに戻ってきた。
今回の武道館では、ソロ活動での魅力も随所に見ることができました。


今回、3人が参加している人の健康面を心配して、いわゆる”ママ”的に振る舞ったりするコミカルな場面があり、少し”スフィア感”のようなものを、すこし感じました。
それは、熱心なコアファンを生み出すのとは、少し別ですけれど。
トラセには、これからはそういったファンが増えていきそうだなと感じましたし、スフィアのように末永く活動が続いていって、

「ただいま、おかえりを言える場所」(夏川椎菜

であり続けてほしいと思いました。

 

「武道館は10周年の出航ライブ」だと、3人は言います。
それが武道館を特別なライブだとして煽らなかった、TrySailのスタイル。

勢いよくSail Out(出航)するその瞬間に立ち会い、旗を振れたことを光栄に思いながら。
乗組員(エンジン?)として、これからも、はなれない距離で応援を続けていきたいと、そう思います。

 

 

何度も
超えて行けるから 境界線 雲かき分け 手を伸ばした
涙は今 浮かぶ空に預けて 走り出すの
並んで 見つけた 輝く光を手に
わくわくしている 今が一番大好き

Trysailadrenaline!!!」)