つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

セルフプロデュース

セルフプロデュースって、パワープレイだと思っていたんですよ。自分の中で「こうしたい」という確固たるイメージがある。それを様々な技能を持った人と意見を闘わせながら、時にはわがままを通したりして、自分のイメージ通りのものを作り上げていく。実際…

ファンであることと、応援と、最初の想い

『こういうのはファンが買い支えないとね』 確か、「げんしけん」にあったセリフだと思います。私が読んでいたのは、高校とか大学の頃。既にヲタクに片足を突っ込んでいた私も、趣味に使えるお金が潤沢であったわけではなく、この言葉もあまり深くは捉えてい…

「予定どおりイベントに行けるかな」の向こう側

みなさんがイベントに参加するために移動している様子を横目に仕事に追われていたら、『私も仕事です』という人が結構いて、「土日働いてる人もそりゃいるよなあ」と改めて感じました。 私なんかは、「お前いつでも現場にいるよな」の、いわゆる”おまいつ”と…

とりとめもなく話がころころ変わる雑筆

大きな行事が一段落したので、とりとめもなく筆を進めています。そういえば、今年はブログを書いていませんでしたから、遅ればせながら初エントリになりますね。今年もよろしくお願いいたします。 ほんとうは、興味のある人しか見ないこちらに書いたほうがい…

にーぜろにーさんお疲れ様会

みなさーん、にーぜろ・・・にーさんです! (明らかに何らかのコンテンツに強く影響を受けた顔つき) というわけで年末恒例の一年振り返りをば。 今年は、応援している声優の七海こころさんが飛躍した年でもありました。もちろん、元々『実力がある』という…

Tokyo 7th シスターズ 2053 2nd Live「Brightestar」感想 ~最高にキラッキラの星たち~

「Tokyo 7th シスターズ」、”ナナシス”の新シリーズ、『2053』の2ndライブにあたる「Tokyo 7th シスターズ 2053 2nd Live Brightestar」に、両日参加してきました。 掛け値なしに”最高のライブ”で、2023年に参加したライブの中で間違いなく一番のライブだっ…

”楽しい”が同居する応援を

誰かや何かのファンとして行動するとき、『好きなら応援するよね?』といったスタンスを感じることがあります。最近は「推し」や「推し活」といったワードが一般のものになったりと、そういう時代になってきたというのもありますが。 少し前を振り返ってみる…

16bitセンセーションに泣かされた話

往年の美少女ゲームクリエイターが集まったアニメとして話題の「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」。舞台となった1992年よりもだいぶ後にネット文化・ヲタク文化に足を踏み入れた私ですが、とても慣れ親しんだ世界なこともあって、楽しみながら、懐かしさ…

私とTrySailと「はなれない距離」

久しぶりに、TrySailのライブ「SuperBlooooom」に行ってきました。 前回参加したのが2021年の「Re Bon Voyage」だったので、実は2年ぶり。それぞれの道でレベルアップを続け、まさに”スーパーブルーム(意味:砂漠一面に花が一斉に咲き誇る現象)”したTrySai…

「普通」をすることの大切さ

プロ野球の阪神タイガースが、18年ぶりにリーグ優勝をしました。監督の岡田監督は、「普通の野球をした」ということをさかんに言っていて、当たり前のことを怠らない、地道な積み重ねが成果に繋がったのだと言われています。 ”普通”というと、意外かもしれ…

ナックルボールにさよなら

私は野球が好きです。運動神経がないので草野球すらできないのですが、プロ野球を見たりゲームをしたりして自分なりに楽しむ、そんな感じの好きで。昔から、好きな変化球はずっとナックルボールでした。 どんな変化をするか投げた人にもわからない、まさに”…

接近戦が増えたような気がすることと、希少さと

「お渡し会」や「お見送り会」など、普段は近くで会うことができない”壇上の人”と、近い距離でお会いしたり、お話をしたりできるイベントや機会。いわゆる「接近戦」と呼ばれたりもします。コロナの影響で一時期は中止になったり激減したりしましたが、それ…

「推しを作りなよ」と言われる時代で

皆さんには、“推し”、いますか? 自己紹介のときに、「趣味」を話すことって、メジャーですよね。でも、何を趣味として言うかは結構悩みどころで。「ネットサーフィンです!」と堂々と言うのも気が引けるし、そもそもそれは趣味なのかと言われると自分の中で…

言いたいことは言ったほうがいい

最近・・・ではないですね、少し前。「それは言わん方がいい」「それはやめた方がいい」という主旨のことを言われたことがありました。 『なんでそんな水を差すようなこと言うんだろう?』『そう仕向けてきたのはそちらなのでは?』といったダメージは受けな…

一度しか選べない「4択クロック」クイズで思ったこと

「4択クロック」と呼ばれるクイズを、テレビのクイズ番組で見かけました。問題文が出てきて、4択の選択肢が出てくるのですが、その出方が独特で。時間が経つごとに選択肢が次々出てくるのですが、その選択肢は表示されたそのタイミングしか選べない。 4つ…

かのかり3期がおもしろい理由

「彼女、お借りします」、通称:かのかり。 数多く存在する『大学ラブコメ』の中でも、”役者志望の美人なレンタル彼女”と”ヘタレ熱血なふつうの大学生”という、ある種交わることがなかったはずの二人が関わっていく過程を描いた点がとても巧みで面白く、各期…

おんがえし

「恩は受けた人には返せない」そんな話を以前書きました。 働きはじめのときにボコボコだったときに、本当にお世話になった人がいて。でも、その人本人には恩は返せないから、その精神を持ちながら仕事していこうと思った。そんな内容でした。下にエントリを…

ブログに書きたいことは色々あるけれど・・・ゼロとイチの間の話

ブログに書きたいことは色々あるんですけども、「書いても何もならないな」と思うこともありますし、丁寧な説明を尽くしても意図と違う形で取り上げられたりして自分の意図しないほうに行ってしまうこともありけりで。それこそ「お気持ち」的なことを書くと…

私達は明るい方に向かって好意を抱くわけではない 〜有馬かな・推しの子の話〜

有馬かな。【推しの子】に出てくる、重要な登場人物の一人。子役あがりの高校生女優。彼女はYOASOBIの「アイドル」に歌われる"誰もが目を奪われていく 完璧で究極のアイドル"ではない、のだけれど。 原作の漫画は読んでいません。ただ、漫画の紹介はネットで…

ファンはファンを増やせるのか

「ファンが応援を頑張れば、ファンがもっと増えるんじゃないか」そう思ったことはありませんか。マーケティングのコラムみたいなのを見ていても、"ファンがファンを増やす構図"みたいな話をよく見かけます。 しかし、最近こう感じることが増えました。「ファ…

『ねぇ、キミは何がしたい?』

ナナシス、正式には「Tokyo 7th シスターズ」。 人よりもナナシスについては話せる、でも全部まるごと好きなわけじゃない。どうしても認められない部分もある。でも、自分の生き方の根幹の部分で助けられてきたところも確実にあって。数奇な巡り合せで、つい…

シャインポスト Re-Liveと、筋の通ったテーマ

「シャインポスト」のライブイベント、”TINGS LIVE JOURNEY ep.02 “Re-Live” with HY:RAIN & HOTARU”に参加してきました。アニメがとてもよかったので、CD先行から申し込みましたが、夜の部しか当たらなかったので、感想は夜の部のものになります。 アニメ…

RiPoPの「ゴチャメチャ×ワンダーランド」はただのkawaiiソングではない

「ナナシス」で知られるTokyo 7th シスターズ。その”2053年時空”に突如登場した、LucyDolls所属の『可愛くなければ意味がない』を標榜するライバルユニット「RiPoP(リポップ)」。その印象的なキャラクターたちとともに発表された楽曲が、『ゴチャメチャ×ワ…

「もっと頑張らなきゃ」ではない「こういう応援の仕方もある」の気付き

最近、自分が居がちな界隈(=コミュニティ)とはまた別の、「他の声優さんを応援している組」と言えばいいんでしょうか、そういった方々と話す機会がけっこうありました。話を聞くたびに『どこもファンは大変だなあ』と思ったりもしたりして。今まで『当然…

「中の人」人気とアニメーションへ溶け込むという概念

「声優ファンはアニメを見ない」ウソのようなほんとうの話で、その状態に陥っている人は少なくないようです。『作品やコンテンツ重視』だと言ってる私も、1クール(3か月)でアニメを5本くらいしか見ていないこともあり、人のことを言えたもんじゃありません…

空回りの推し事

推し事、誰かをファンとして応援することは、基本は「やらないよりやった方がいい」し、熱量があることも基本的にはいいことのはずです。それが大前提、なのですが。 先日、推し事から遠く離れた場所でこんな話を聞きまして。それは「とても長い手紙は逆にこ…

応援は巡り巡りて

完全に”受け手”だった私が、お手紙を書いたり、お花企画などのファン活動を始めた頃に、既にその道を先駆していた人に言われた言葉があります。 『お手紙を書いたりプレゼントを送ったりしても、本当に当人の手にわたっているか、読んでもらっているかはわか…

楽器と憧れとハードルと

私は歌うことが好きでした。今も好きだし、できればずっと歌って暮らしたいくらいの歌好きだとは思います。ただ、一つ大きなハードルがあって。喉が弱いんです。一曲でも全力で歌ったら、翌日には気管系を中心に不調が出る。だからその代わりに、音階を出せ…

2022年のつるまうさん

こんなスタイルでオタクをやることになるなんて思ってもみなかったです。 わりかし早めに今年の心持ちを整えることができたみたいなので、人よがりの文章にならないように気をつけながら、つらつらと綴っていきます。主にオタク的なお話ですね。 私にとって…

ファンの悩み学

年の瀬が近づいてきましたね。それに連れてか、ファンとしての立ち位置や、「私の応援の仕方は正しいんだろうか」と悩む人を見ることも増えてきたような気がします。ネットがなかった頃に比べて、”応援する”という行動が確実に自分の外に見えやすくなった今…