つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

20年越しで『CLANNADの菜の花畑』に行ってきた(CLANNAD聖地巡礼・陸奥横浜編)

CLANNADの菜の花畑まで行ってきました!

物語が感動を呼ぶ”泣きゲー”の金字塔として2000年代に発表された作品、CLANNAD
アニメ化もされ、更にファン層も広がったことで、今となっては”国民的作品になった”と言っても過言ではありません。

物語終盤の"AFTER STORY"で、とても重要な場面になる舞台が、この“菜の花畑”でした。

菜の花畑については、原作であるゲームの時点から(確か)登場していましたが、アニメで詳細な場所が描写され、モチーフとして、青森県にあるJR陸奥横浜駅が描かれたことで、場所が推定されました。

思い入れのある作品でしたし、わかってからすぐに行きたかった。
でも、菜の花の咲く時期って、限られるんです。
開花が遅い青森は、GWが終わった後の、5月中下旬が見ごろ。
GWの連休に重なればなあとは思いつつ、行けない日々が続いていました。

 

ところが、最近は開花の時期がどんどん早まり、実は去年はゴールデンウイークに菜の花が咲いたんです!
もしや今年も!と思って注視していたところ、去年より少し遅めだけどGWには咲いていそうとのこと。
これは!と思い、菜の花畑だけを目的に、ほぼ弾丸で行くことにしました。

 

JR陸奥横浜駅

作中でも登場する菜の花畑の最寄り駅。
今年の3月にリニューアルしたようですが、面影は全く変わっていなかったようで、登場した風景がほぼ残っていました。
リニューアルの記事を見ると、『アニメの聖地にもなっているので、これを生かしたい』という話を駅長さんがされていました。

駅には、同じように写真を撮る聖地巡礼の同好の士が何も言わずとも集結していました。
みんなマナーを守って、問題なく巡礼を楽しんでいました。

道の駅よこはま「菜の花プラザ」

菜の花畑に行くときに立ち寄るのに最適なのがこちらの道の駅。
写真をご覧のように、もうここが一つの観光地になっているほどのにぎわいでした。
陸奥横浜の地のものや、菜の花ドーナツ、菜花(なばな)ソフトクリームなどが食べられます。
CLANNADコラボは去年で終わり』とのことでしたが、オリジナルのキャラクター「なのは」が観光客をお出迎えしてくれていました。

菜の花大迷路


菜の花が咲いているエリアには、観光用の「大迷路」が用意されています。
日本国内だけでなく、おそらくCLANNADファンと思われる海外のお客さんが多かったですし、また子ども連れの旅行客もたくさんいて、現実と物語を、また時代を少しオーバーラップさせて、CLANNADの家族像も思い出しながら楽しませてもらいました。

この迷路は、咲く面積も形も毎年異なることもあって、聖地「そのもの」を見ているわけではないのですが、こうして観光客の受け入れ体制ができているのはとてもありがたいことです。

菜の花畑

菜の花畑と、その景色。
もう、アニメーションとの画角とか、そういうことは気になりませんでした。
この場所に来れて、よかったです。

落日

菜の花畑を光り輝く感じで映したかったので、夕焼けまで粘っていました。
おそらく地形の関係で、菜の花畑が夕焼けで真っ赤になるのは、おそらく取れなくて。
でもこんな写真も取れたので、大満足しています。

 

 

 

事あるごとに引き合いを出すくらい、CLANNADは大好きな作品なんです。
CLANNADは人生」というネットミームも、文字通り受け入れているくらいに。
だから、今回菜の花畑に行くことができたのは、うれしいことでした。

行く道すがらは、ずっとめちゃくちゃワクワクして。
同好の士を見かけたときの、泣きそうになる感じも。
現地に着いたときの、現実と物語の世界が混じり合うなんとも言えない感覚も。
名産品を食べたときの、実際の味に何か確実に足されたうまさも。
その地を離れるときの、満足感と物悲しさも。
すべて久しぶりの感覚で、それを蘇らせてくれた、とても行ってよかった旅でした。

たぶん、これってきっと、CLANNADの作中の登場人物たちも経験した感覚なんですよ。
20年後ですが、それを追体験できたような気もして、それもうれしかったです。

 

また、いろんな”聖地”を訪れたいですね。

 

参考にしたサイト

ありがとうございました!