つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

追伸、ありがとう

温泉むすめに、「追伸、ありがとう」という曲があります。

これは、温泉むすめが活動を開始して3年が過ぎた頃に作られた曲で。
「手紙」をテーマに、これまで温泉むすめというコンテンツを応援してきてくれたぽか旦那、ぽか女将(ファンの総称)をはじめ、温泉むすめのコンテンツに関わる全ての人に向けて、感謝を伝える曲でした。

この曲は、2018年の年末に行われた「温泉むすめ4thライブ」で初披露され、ストレートに感謝を伝えるその歌詞に、多くのファンが涙しました。


その、「追伸、ありがとう」のサビ。

『ありがとうね ありがとう
 あぁ 書ききれない
 次会うまでに 何度言いたくなるかな
 ”追伸、ありがとう”』


「ありがとう」の一言だけじゃ片付けられない。
何重にも重ねないと届けられない。
そんな重みをもった「ありがとう」。
この曲も、温泉むすめというコンテンツも、「ありがとう」を届けることを、大事にしています。


多くは語りませんが、温泉むすめは不本意な形で話題に上ってしまいました。
しかし、ファンや温泉地の皆さん、関わっている皆さんが取った行動は。
「ありがとう」を届けることでした。

この #温泉むすめありがとう は、決して偶然じゃない。
温泉むすめというコンテンツが、ここまで、「ありがとう」を積み重ねてきたから。
だからこそ、これだけたくさんの「ありがとう」を積み重ねることができたんです。



私も、個人的にですが、温泉むすめには感謝してもしきれないことが沢山あります。
本当に、素晴らしいコンテンツに出会ったなと。
そして、形はそれぞれですが、そこにファンとして少し関わることができていることを、とてもうれしく思っています。

温泉むすめに、書ききれないほどの、ありがとうを。



追伸

ありがとう。

愛を感じる旅路~TrySail Live Tour 2021"Re Bon Voyage" 感想~

昨日、『LAWSON presents TrySail Live Tour 2021 "Re Bon Voyage"』の東京公演2日目に参加してきました。
このライブツアーへの参加は、10月3日の神奈川公演と今回の2回のみだったので、まとめて感想を書きたいと思います。

なお、鶴舞城(自宅のことです)のネット環境が陥落していることもあり、テキストのレイアウト等があまり整えられていないかもしれませんが、ご容赦ください。


10月3日にパシフィコ横浜で行われた神奈川公演は、とても楽しかったのは間違いないものの、「全力で楽しめたか」と言えば、そうではありませんでした。
じつは、その直後に本業で大仕事が待ち受けており、大きな不安が背中にのしかかった状態だったんです。

ライブの熱気を受け取る形で、私もその仕事を大成功にすることができたのですが、精神面で万全の状態でライブに挑むことができなかった、ある種の後ろめたさみたいなものがありました。


そんな神奈川公演の中でも、とても印象に残った部分がありました。
それが、「マイハートリバイバル」です。
ちょっと、トラセが歌う曲じゃないのかもしれません。
いや、そんな制限をかける意味はないのだけれど、まさか、という感じの楽曲。
ただ、この曲。
理屈とかは全部すっ飛ばして、めちゃくちゃ楽しいんですよ。
TrySailで盛り上がれる曲と言えば、「adrenaline!!!」?
High Free Spirits」??
はたまた「Sunset カンフー」???
いえいえ、そうじゃないんですよ、トラセの突破力はこんなもんじゃないんですよ、と、それをドカンと突き付けてきた、すさまじい楽曲でした。
CODINGからの秀逸なつながりと、会場の熱気が盛り上がったところで繋がる次のGood Luck Darlingの流れが、素晴らしすぎました。
これを再び喰らうこととなった東京公演では、更にパワーが上がったステージと、更に人数が増え連度も上がった客席で、とてつもない熱量が生み出されていました。
最高のマイハートリバイバルを作り上げることができました。

翌日、私の体はバッキバキに筋肉痛でした。


神奈川と東京で印象が最も変わった曲は、「モノラル」でした。
これには少し、あまり見たくない方もいる話を書かせてください。

神奈川公演では、モノラルの一曲前、「オリジナル」で、客席からの”不必要な発声”がありました。
これは、楽曲の良さを損なうとともに、コロナ禍の今では大半の参加者がやるまいと気を付けていることであって、実際にその発声をされた人は退場扱いになったと聞いています。
静寂のなかの発声だったため、声はステージまでおそらく届いたようで、その後のお三人の表情が若干曇ったように見えました。
その次の曲が、モノラルで。
三人は丁寧に歌ったのですが、どうしてもその残念な行為が後を引いて、曲自体にうまく遷移ができなかった人も、いたと思います。

東京公演で、改めてモノラルを聞いて。
本当に、一人ひとりが自分の歌うパートを、丁寧に歌い上げている姿を目にして。
それぞれが、自分自身と向き合いながら、この歌を歌っているんだなと。
そして、それが重なると、こんなに素晴らしいバラードになるんだなと。

この「モノラル」を聞けて良かったな、と、心から思いました。


今回のツアーは「愛を届けるライブ」だと、壇上の三人は言っていました。
『その愛は双方向である』という話も、MCでされていました。

その”ファン側の愛”のひとつとして、雨宮さんのファン有志による記念冊子「天年の宴」の完成と頒布も今回(東京公演)ありました。
私も企画に参加させていただき、僭越ながら4ページほど寄稿させていただいております。

会場でも待ち時間に読ませていただき、帰ってからも熟読させていただいたのですが。
雨宮さんを好きになったきっかけも、時期も違うはずの人たちが、雨宮さんの魅力だと思っていることや、望んでいることが同じようなことだったということがわかる、とてもよい冊子になっていて、とても読みごたえがありました。
これは自身が携わったからではなく、本当のことで。
雨宮さんを象徴する比喩とか、引用している楽曲とかが何人かで被っていたりして。
それぞれ、表現の仕方は違えど、たぶん根っこの部分は近い。
それを確認できたのは、とてもよかったです。

氷雨さんをはじめ、携わられた皆様、お疲れさまでした。


「愛」と言えば、東京ガーデンシアターがある有明ガーデン(商業施設)の愛もすごかったですね。
館内BGMが、オールTrySail
普通のお客様もいるショッピングモールですよ?
前日のうわさを聞いて、私も建物内をぐるぐる回ったのですが、本当にトラセの曲しか流れてなくて、とてもテンションが上がりました。
あのテンションでライブに入れたのは、幸せでした。


あとは、東京公演では、MCや三人のいちゃつきも楽しかったです。
キュート属性を振り切ってしまうデレデレ天ちゃんだったり、もちょの「若者いない」だったり、Baby My Stepのナン天とかですね。
トラセはやっぱりこうでないと。
関係性オタクとしては、至高でした。


衣装というかスタイリングでは、ライブ冒頭に着ていた1着目が、狂おしいほど好きでした。
あの天ちゃんから目が離せなかった。
私にとっての好みが詰まりに詰まっている大好きなスタイリングでした。

うまく言語化できていないし、今後できるかもわからないんですけど、このライブツアーで、天ちゃんへの思いがますます深まってしまったんです。
なぜという理由とか、どこがとか、そういったものはわかりません。
こういうのは感覚でしかない。
ただただ、熱量が上がった、そんな感じがあって。
もちろん、これまでも熱量は最も高い位置に居ましたけれども、それにさらにブーストがかかったような。
より質を高く応援していきたいと思ったというか。
はっきり言語化できないのが、いちテキスト書きとしては悔しいんですけど、そんな感じです。

ソロライブツアーの発表はうれしかったなあ。
日程も考えて、参戦できたらなあと思っています。




書きたいことは尽きず、これでも1割にも満たないくらいなのですが、延々と描くわけにもいかないので、この辺にしておきます。

この後、名古屋や北九州まで見届けられる方は、体に気を付けながら楽しんできてください。
トラセの三人と、スタッフの皆さん全員ひっくるめて、無事にツアーが完走できることを、心から祈っています。

TrySailのステージの魅力の推移

今日はライブには行っていないんですけど(明日行きます)、TrySailの魅力について振り返ることがあったので、まとめて書いてみます。

 

私がTrySailをアーティストユニットとして認識したのは2017年のことで、スフィアの後輩だということと、あとはまだ出たての新人ユニットだ、という印象でした。
あくまでもこれは当時の私の印象で、今思えば2017年の時点で相当バリバリやってたんじゃないか・・・と思ったりもするのですが、私が初めて目にした2017年のリスアニでも「若手です」「新人です」というような出方、振る舞いをしていた記憶があって。
名だたる先輩アーティストが多かった中では、そういう立ち位置の部分もあったのかな、と思ったりします。

印象についてはそのまま、次に印象が変わるのが2019年、初めてTrySailのライブに参加したときです。
この時、確か
声優ユニットとしては完成度が最高峰』
という評価をしたはず。
それぞれのバランスがとてもよくて、まとまっていたんです。
”ユニットとして”の評価値がとても高かった。

そこから、トラハモとかを熱心に聞き始めて、ユニットとしてだけじゃなくパーソナルな部分も知るようになって、ソロ活動にも意識が行くようになって。
そうなってくると、”個のすごさ”が際立ってきて。
"調和"で成り立っていたはずのトラセが、ソロだと各々が自分の持ち味を存分に出していて。
『パワフル』という言葉が、全員にふさわしいんですよ。
天ちゃんとナンちゃんは少し別のベクトルでパワフル。
パワフルとは似つかわしくないように思いがちなもちょも、相当パワフルですよね。
正直、体力とか安定性とか芯の強さでは一番パワフルかも。

さらに、それを知ったうえでユニットとしてTrySailをもう一度見てみると・・・
殴り合いなんですよね。
それがいつからそうなったのかはわかりませんが、今のトラセは調和じゃないです。
3人がエネルギーをお互いにぶつけあっている、熱融合みたいな感じ。
三角形の中心に、なんか太陽みたいなのができてる。

 

それぞれ個人が、まとまってユニットが、ちゃんと右肩上がりに成長していると思うのですが、それにしてもここまで印象が変わるのかと、振り返ってみて少し驚きました。
彼女たちの成長かもしれないし、私のかかわり方や捉え方が原因かもしれないですけどね。
そこまでいろんな景色を見せてくれているのは、うれしいし有難いなと。

 

 

 

最近、身近なところでもTrySailに興味を持つ方が結構いらっしゃって。

新しいコンテンツも生まれ、若手もどんどん出てくる。
流行はすぐに廃れ、また新たな波が押し寄せる。
そんな時代に、人気はあっても決してニューフェイスではないアーティストに新たなファンが増える、これはとても難しいことのはずで。
それでもそういった話を見かけるのは、それだけの成果を彼女たちが作り上げてきたということなんだなあと思うと、いい傾向だなと思いますし、ファンとしてもうれしいです。

"少しやっておく"こと

どのルートで行くかを考えていなくて、きっぷを買う段になって焦るとか。
どこか旅に出ようと思っても、準備ができていなくて結局いけなかったりだとか。
日常の中に、そのくらいの失敗・・・というか失敗よりも少し小さい『やっておけばよかった』ことがあふれています。

 

これは、育ってきた環境なのか、世代的なものかはわからないんですが。
「準備してなくていきなりドカーンと成果を出せた時の快感」を覚える感覚って、どうしてもあるんですよ。
”勉強してないけどいい点とれた”みたいな感じですかね。
おそらく、「天才さ」が自分にあると思いたかったとか、そういうことなんでしょうね。
いや、凡人どころか何も出来ねえなーとのちになってわかるのですが。

それこそ、歳を重ねていくとわかるじゃないですか。
準備していなくて成果を出せるものってまずない、ということに。
たとえそう見えたとしても、その人の過去の経験だったり、持っていた知識で好転しただけで、その経験がなかったら、なしえなかったことだったりして。
世の中は原因と結果という因果で成り立っているものです。

ものすごく大変とか、怖いとか、そういうものあったりするじゃないですか。
でも、実情を前もって知っておくと、「なんてことなかった」なんてこともある。
さわりだけでも知っておくことが大事なんですよね。
その行動が、1と90くらいの違いになってきます。
そう考えると、自分が天才だとかセンスがあると思う暇があったら、少しでも準備しておいたほうがいいなあと思わされます。

 

 

なお、持ち前の発想とセンスで行われたとされる「新庄(現・日ハムBIGBOSS)の敬遠球サヨナラヒット」ですが、新庄は事前に敬遠球を打つ練習をしていたそうです。
練習って大事ですね。

0と1の狭間の小数点で

何もやらないよりも、何かやったほうがもちろんいい。
ただ、その「やる」ことが本来の意図から逸れてしまうのはもったいないし、自分の本心とは違うことをやるのも心が痛い。
そんな、"0と1の間"で、日々悩みを深めています。

改めて言うことではありませんが、『その人を思って、その人のために何かする』、それが一番大事なことだと思います。
そのために、商品を買うなどの購買活動に力を入れたり、SNSで拡散するなどの発信に力添えする、そういったことは基本的にプラスの方向性だと思います。

ただ、それも全部が全部プラスかというと、そうではないこともあって。
商品を過剰に買うことによって生まれる”マイナスの面”も、物によってはあったりしますし。
発信の仕方もそうで、過剰に煽るような宣伝、又は本人が見て「嫌だなあ」と思いかねない手法での拡散は、マイナスにもなりうるんですよね。
厄介なのは、そのあたりの捉え方は個人の感じ方なので、よいか悪いかの判断がはっきりしないということ。
”『良かれと思って』がマイナスに働く”。

それは違うんじゃないか、と思って意見を言ったりすると、それも争いの種になって、結果マイナスに働いてしまったり。
でもそれを言わなかったことで、元の事態が更に取り返しのつかないことになったり。
本当に、難しいです。

色々考えながら、観測気球を上げまくりながら。
バランスを見ながらやっていくのが、最良の方法なんだろうな、と思います。

 

大切にすべきだなあと思うことの一つは、「加熱しすぎないこと」だと、最近思うようになりました。
とある元大臣みたいな言い回しになりますけど、「魅力的な人って既に魅力的」なんですよ。
だから、本当は、その魅力をまだ知らない人に知ってもらえればいいわけで。
その宣伝は、過剰でなくていいと思うんです。
徐々に徐々に、その魅力を知る人が増えていく。
一気に人気が出なくていい、だんだんでいい。

これは人に限らず、「一気に注目を浴びよう」という宣伝が多くなった気がします。
”バズる”という人気の出方が多くなったことが関係しているのだと思うのですが。

確かに、それはシンデレラストーリーです。
でも、一気に人気が出たとしても、やっぱり地力が乏しかったりすると、人気って長続きしないんですよ。
色々な人が失敗談として話す「早く売れすぎてしまった」「実力が伴っていなかった」。
人気が先行してしまうと、その実力との差が浮き彫りになりやすくなって、結果魅力的でなく見えてしまう。

実力とは何かというと、そこまでに経験してきた場数、経験なんだと思うんですよね。
一朝一夕にググっと増えるものではない。
そういう意味では、うさぎとかめだったり、アリとキリギリスもそうですが、やっぱり地道を積み重ねた人が、後々になって強いんですよね。

 

人気も、実力も。
ゆっくり、だんだんとつけていけばいいものじゃないかと思っています。
それがあまりに急すぎると、たいていの人は耐えられない。
そんな無理をしなくていいので、マイペースに。

それがひとつの、今の歩み方じゃないか、と思っています。