作品は、いつか終わりを迎えます。
幸せな終わり方をする作品もあるでしょう。
望まれない終わり方をする作品も、不遇な最期を迎える作品もあるでしょう。
終わり方はそれぞれ。
ただ、一つ言えることは、「作品は必ず、いつか終わりを迎える」ということ。
ヒトは忘れていく生き物。
どんなに好きだった作品も、やがてだんだん記憶が薄れ、どんな内容だったかが思い出せなくなります。
面影は思い出せても、細かい部分はだんだん思い出せなくなる。
これだけ、沢山のニュースや、クリエイトされたコンテンツで溢れている現在ですから、それは別に不義理でもなんでもなく、普通のことです。
ただ。
歌って、結構覚えてるんですよね。
そして、ことあるごとに思い出すんです。
ああ、あの時こんなコンテンツがあって、この歌に救われたなあ、と。
「グリーングリーン3」というPCゲームがあります。
このゲームの主題歌の最後の大サビに、こんな歌詞があります。
佐藤ひろ美『ハローグッバイ』
僕が大人になって きみを忘れても
きっとこの歌だけは ずっと永遠を生きる
私はこの歌詞が、本当に大好きで。
本当に確信を得ているなあと思います。
数々の作品に出会って、救われ続ける人生でした。
ただ、内容は忘れていく。
でも、歌は覚えてるんです。
歌だけは覚えてるんです。
その歌を聞いて、口ずさんで、そして内容を少し思い出していく。
きっと、内容は忘れてしまうでしょう。
はっきりとは覚えていないかもしれない。
でも、歌はしっかり覚えておきたい。
そう思います。