今流行っている曲には、どことなく影が含まれているような気がします。
もしかすると、このご時世が、そうさせているのかもしれません。
今日ふと思い浮かんだ曲は、BUMP OF CHICKENの「ロストマン」でした。
パンプの曲は、私が人生の底にいた時期に下からずっと支えてくれた曲で。
順位こそ簡単には付けられないものの、絶望と希望が折り込まれたこのロストマンは、間違いなく好きに入る曲でした。
私が生まれて、育って生きてきた時代は、明るいことで溢れる時代ではありませんでした。
バブル崩壊、平成不況、就職氷河期、度重なる自然災害・・・
その中でも、感染症の直撃を受けている今が、最も暗く、先行きの見えない不安定なシーソーの上にいる時代じゃないかと思います。
決して、今の曲ではありません。
今の状況を歌った曲でもありません。
ただ、こんな状況の中でも、暗闇の中からでも、一筋の明かりが見える。
ほんの少しの一歩が踏み出せそうな気がする曲です。
できないことが沢山増えてきた今ですけれども。
幸いなことに、私たちはなんとか生きられています。
今まで通りのことはできないのかも知れないんですけど。
何かはできるかも知れないんですよね。
今日もまた、歌に助けられて、日を一日進めます。