つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

コミティアからキミ戦に至る『再会』のお話

www.onsen.ag

昨日、キミ戦RADIOを聞いたら、キミ戦(正確には「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」。長い)作者の細音(さざね)啓先生がゲストで出演されていて。
正直なところ、昔から知っているわけではない作家さんでもあったので、少し調べたりしてたんですよね。
そして、キミ戦自体も少し調べたりして。
イラストの方の『猫鍋蒼』というお名前に、少し引っかかりを覚えました。

あれ。

 

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時はやや遡り、2012年のこと。
この年、私は初めて、美大の芸術祭に行ったんです。
ちょうど「ひだまりスケッチ」や「ハチミツとクローバー」を呼んでいて好きだったのもあって。
そこで、美大が持つもの凄いパワーをまともに食らってしまい。
『もの凄いエネルギーを持った学園祭』こと、美大の芸術祭に、毎年行くようになりました。
その時、美大の学生さんに教えてもらった場が、『コミティア』でした。

www.comitia.co.jp

またの名を、”自主制作漫画誌展示即売会”。
二次創作はNGの、完全なオリジナル創作オンリーの同人誌即売会
私は、翌2013年冬のCOMTIA103で初めて、一般参加者として東京ビッグサイトの地に足を踏み入れることになります。

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この時、即売会の歩き方を全く知らなかった私。
サークルのチェックも、後に比べたら本当に赤ちゃんみたいな感じで、展示場の中を、感覚に頼って右往左往。
美大の芸術祭の流れで、この時はポストカードにとても興味があったんですよね。
なので、気になったポストカードを買ったりもしていて。

その中にありました。
”猫鍋 蒼”さんの描いたポストカードが。

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コミティアは、最近でも「けものフレンズ」のたつき監督や「やがて君になる」の仲谷鳰先生、「うらら迷路帖」のはりかも氏など、今やアニメの原作の方をたくさん排出している場所です。
絵師さんもたくさんいらっしゃって、それこそ『温泉むすめ』でイラストを描かれている方もたくさんいらっしゃったりします。
なので、そんなに珍しいことではありません。

ただ、こんな形で”再会”することができたのが、純粋に嬉しかったです。

 

 

これ、よくよく考えると、一つ一つが綱渡りの縁なんですよね。
コミティアで猫鍋さんのブースを偶然見つけていないといけないし、それには美大でポストカードに興味を持って、学生さんと話をしてコミティアのことを教えてもらってないといけない。
そして、美大の芸術祭に行くには、ひだまりやハチクロに興味を持っていないといけなかったわけです。
さらに、アニメを毎クール観るという習慣がなければいけない。
しかも、キミ戦のテイストの作品って、私が手を出すかどうかは五分五分くらいなんです。
なので、ここで「ヒロインが雨宮天さんである」という要素が大きなものになってくる。
ということは、私がそれ以前に天ちゃんにファン意識がないと、観ていない可能性もけっこうある。

 

これ、全部繋げてみると、相当難度のアドベンチャーゲームです。
攻略サイトが無い限り無理っぽい。

ただ、不思議なまでに狭いのが、この世の中なんですよね。

この再会に、気分が高揚したので書いてみました。
もしかすると、皆さんの身にもこんなことが、気付かないうちに起こっているかもしれません。

 

最後に、猫鍋蒼先生、素敵なイラストをありがとうございます。