つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

オタクのポートフォリオ的なもの

オタクのポートフォリオ的なものがあるといいな、と思っていて。

ポートフォリオにはいくつか意味があって。
私は美大の芸術祭に行くのが趣味だったんですが、そういった創作の世界で戦っていく人が言うポートフォリオは『作品集』という意味で。
それが就活なんかに役に立つ、といった感じのものでした。
これが金融業界になると、『投資の内訳』みたいな意味になって、お金をどう運用していくかを考える指標みたいな使われ方をしています。

私が今回イメージしたのは、ベースは作品集に近い感じで。
月ごとくらいの単位で『今好きなもの』を書き出しておく。
そこにある種の指標の要素も混ぜ込んでおいて、後で分析できるようにしておく。
そんな感じの記録を、”オタクのポートフォリオ”として作っておくと、いいのかなと。

一つの趣味を、ずっと突き詰められるならたぶんそこまで必要ないと思うんですよ。
ただ、私のように「ちょろい」「すぐ沼に沈む」といったようなオタクにとっては、興味も沈んでいる沼も用意に移り変わっていってしまって、後から振り返ったときに
「この人、義理も人情もあったもんじゃなくね?」
となってしまいそうで。
これも言い訳がましくなりますが、その時は本心でまっすぐに興味があるんですよ。
ただ、性分として一箇所にとどまれないところがある。
故に、それは本気じゃないとか、軽率に思われてしまうんですが。
たぶん、熱量は小さくはない。

 

「オタク」というと、『何かを突き詰めていて、そこには詳しいけどあとはからっきし』みたいな認識が今でもあると思います。
ただ、何かを突き詰めるには、いろいろなことを知ることが必要なんですよね。
何かを好きというときに、他と比べて説明ができないと好きと言えない。
だから知識を多く取り込んで、真ん中を探って、それでやっと自分の軸が決まる。
それを決めるには、一つに詳しいだけでは情報が足りないわけです。

そうして情報を取り込む中で、興味があっちに行ったりこっちにいったりする。
それはわりと、あるあるなことだと思っています。

 

このブログにも、きっと、心のポートフォリオ的な意味もあるんじゃないかとは思いますが、分析できるような代物ではないですのでね。
自分の外に公開するものではないと思うのですが、そんなものを記録につけていいのかな、と思ったりしました。