つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

作家性への憧憬

作家になりたい時期があったなあと、ふと思い出したり。

 

よく「モノガキ」とか「テキスト書き」と自称することがありますが、もちろん私はプロのライターではありません。
仕事の中で文章を書いたりコピーを考えたりはしますが、それは多様な業務の一つ。
構成作家めいたことはやったことがあるので、奇を衒わない構成くらいはやれと言われればできるのですが、それ専業で食ってはいけないというのは、自分が一番わかっています。

以前、なぜかプロだと間違われたことがありますが、それはほんとうにわからない。
どこをどう勘違いしたのか・・・

 

今の時代は”声優さんとお近づきになりたければ声優になれ”みたいなよくわからん説があったりしますが、前はそうじゃなくて、

”原作者になって、好きな声優さんを指名するために小説を書く”

みたいな、こちらも藁を掴むようなロジックが、あったんですよね。

もちろんこれは笑い話の一つで、
『憧れの声優さんを起用したところで、緊張して何もしゃべれない』
みたいなオチがついていたような気がしますが。

ただ、作家ってそういった感じで、自分の手一つで何かを生み出して、自分の価値を高められる魔法の職業みたいな憧れって、あったんです。

 

今って、どちらかというと作品でも声優さんだったり、イラストレーターさんであったり、音楽であれば作曲家さんに人気が集まるようになっている気がします。

ただ、その流れの中でも、作家さんに憧れと羨ましさを感じることがあって。
そのあたりやっぱり作家さんてすごいんだよなあ、と改めて突き付けられた、そんな気がします。