つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

プロモーション

土日は諸般の事情で筆を折っていました、鶴舞です。
理由がわかる方は、少しの間はそっとしておいてください・・・

 

 

さて、今日はプロモーションについて書いてみようかと。

 

今のこの時代、いいもの、いい作品って色んな所にあります。
どんな分野でも、作り方や能力を往生させる方法などの情報がありふれていますから、アマチュアがプロのようになることも、以前に比べたら簡単になっていて。
”プロの犯行”的に取り上げられることも、増えたんじゃないか、と思います。

ただ、いいものや作品でも人気が出なかったりする。
それはそれ自体に魅力がないわけじゃなくて、まさに
『どのようにプロモーションするか』
『どのようにプロモーションするかを考えてものや作品を作るか』
の差だったりします。

マーケティングですね。

一時期、マーケティングという言葉がマジックワード、何にでも使える”魔法の言葉”的に広まったことがあって、胡散臭く感じる世代の方もいると思いますが、わりと馬鹿にならなくて。
今の世の中、どんなにいいものを作っても、消費者に届かなかったら、見つけてもらえなかったら、ビジネスとしては成立しないんですね。

あれは何で売れたのか。
直接的に消費者に訴求したのは具体的に何か。
これがめちゃくちゃ大事なんです。
『口コミ』が馬鹿にならないのは、個人がネットで発信することになって影響力が高まっていることも一因ですが、その口コミで広まった理由の中に、そのコンテンツが人気になった本当の理由が含まれている、というのも一つの大事な部分なんです。

 

作品の質を上げることと、プロモーションを展開することのバランスは、とても難しいです。
作品を作る職人さんの中には、プロモーションを積極的に行うことをきらうひともいます。
それは作り手のポリシーでもあるし、正解はないから難しい。

ただ、作り手がしっかり作り上げたものを、本当にそれを求めている人のところに届けることって、大事だと思うんですよね。
それができているところって、根強いファンがつくんです。

逆に、消費者側が求めていて、作り手もしっかり作り上げていたものを、コーディネートに当たる人が”そうでない”味付けをしてしまうというケースもあったりして。
これは、コンテンツの魅力の本質を、それをプロデュースする側がわかっていないことが原因だったりします。

意外と多いんですよ。
近いからこそ、本質の魅力が見えていないケースって。
灯台下暗しであり、青い鳥はここにいたってケースが、本当に多い。

 

正解はないんですけど、『プロモーションなんかいらねえ!俺は自分のセンスだけで勝負する、好きなやつだけ寄ってこい!』という感じでなければ、ものや作品の出口戦略、プロモーションをどうやっていくかというのは、頭においておくのが、人気につながる一つの鍵じゃないか、と思います。