つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

ほんとうの「地域活性化」とは

地域活性化」的な言葉って、今でもよく聞きますよね。

 

地域おこし、地域振興、地域づくり、最近だと地方創生など、色々な呼び方があります。
ただ、「これをシンプルに説明してください」と言われて説明できる人って、あんまりいません。
それもそのはずで、この言葉自体が、ちょっと曖昧だからなんです。

例えば、地域活性化という言葉。
何をもって、地域が活性化したと言えるのか。
人口が増えたら、活性化なんでしょうか。
観光客が増えたら?
税金の収入が増えたら?
魅力度ランキングが上がったら?
住民アンケートの満足度が高くなったら?

そうなんです。
何をもって活性化と言えるのか、その"めやす"がないんです。

 

「地域おこし」や「地域づくり」という言葉も、今はすんなり受け入れられていますが、もしかすると、そこに住んでいる人から見れば、少し失礼な言葉なのかもしれません。

ちなみに、地方創生は、言葉の定義どおりに書くと
『地方を初めて生み出すこと。初めて作ること。』

・・・言えない。今住んでる人にこんな定義言えない。

 

というわけで、誰が悪いわけでもないのですが、そもそもの言葉のつくりの問題なのではないかと、そういう話なわけです。
何においても、ネーミングセンスって大事。

 

『地域を東京のようにしたい』と言っても、まず無理な話だというのは、なんとなくわかりますよね。
ただ、このままだと地域がなくなってしまう。
これも、肌感覚でなんとなくわかっていることだと思います。

そう、おそらくは、

その地域が誰も住まなくなって崩壊しないように、元気であり続けるようにしたい

ってことなんだと思うのです。

 

ある意味で、”地域(自治体)のフレイル(虚弱)予防”と言えるのかもしれません。

※フレイル…加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態。近年、健康分野で盛んに言われるようになった。

 

 

何かが爆発的にヒットして、すべての分野において日本随一のまちになって、世界随一のまちを目指す。
それを望んでいる人、どれくらいいるのかな、と考えてみると、ある意味では空論なんだろうと思います。

自分の住んでいるまちが、または好きなまちが、いつまでも活気があって、そこに存在し続ける、それを続けることが地域活性化の本当の目的なんじゃないでしょうか。 

 

 

あとがき(ただ書きたかっただけ)

この話題は、ずっと書きたいと思っていました。
ただ、書き始めると、とりとめもなくなり、分量だけでもとんでもないことになってしまう。
しかも未だにこれという正解がない。
そもそもの定義すらあやふやだったりして、なかなか書けませんでした。

ただ、書かないとずっとその話は内にこもったままになってしまって。
ゼロかイチかだと、ずっとゼロになってしまう。

ゼロには、何を掛け合わせてもゼロ。

なので、まとまらないながらも、とりあえず”一の矢”をつがえてみました。

 

この分野に詳しい方は、これを読んでこう思うでしょう。
「序論ですらない」「中身が何もないじゃないか」
そうです、その通りなんです。
ただ、これについて、何かを書きたかった。
一つ何かを書いておきたかった。
呼んでくれる人に、地域活性化って何だ?というジャブを届けたかった。
単に、その思いだけで、キーボードを打鍵しています。

 

今後書くのは、断片的な話や、具体的な話になってしまうと思います。
学術的に根拠になる話でもありません。
それでも、少しでも興味がある方がいさえすれば、趣味として書いてみたいと思います。