『2020年は空白の一年だった』と、思っている人は多いかもしれません。
私にもその思いはありました。
やりたいことは全然できないし、世界は一変してしまった。
ただ、こんな声もいくつか聴いたんですよね。
「こういう状況だからこそ得られたものがあった」
「新たなものを生み出せた」
と。
最初は強がりかな?と思いました。
だって、こんなにもどかしかった一年はなかったんですから。
ただ、多分そうじゃないんですよね。
落ち着いて考えてみると、去年生まれた新しいものって、確かにけっこうあったんです。
社会の仕組みが変わったぶんだけ、制約が生まれた分だけ、それを補ったり、それをもろともしない物やサービスが生み出される。
それは自然なことなんですよね。
その変化を、どう捉えるかなんだと思います。
マイナスか、プラスか。
なんだかんだで、今の世の中に「ああすればいい、こうすればいい」と思うことってありますよね。
ということは、きっと今の世の中に、まだ絶望しきっていないはずなんです。
ここまでの一年、生きてきた人生の中の何十分の一かになるわけですから、そこを無駄に生きたとは思いたくないものです。
だから、アレができない、これができないで終わるんじゃなくて、少しその先も見て過ごしたい。
そう思いました。
後ろに進まざるを得ないシーンでも、少しずつ前向きに。