つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

『自分の強み』はどこから生まれるのか

自分の強みって、わかんないですよね。
学校生活とか、それこそ就職活動だとかで、さんざん”分析”したはずなのに、いまだによくわかりません。
結局、この世の中は人と人との関係から成り立っていて、環境が変わればパワーバランスも変わってくるので、これといったものが永久的に固まることはないということなんだろうと思います。
それこそ、”匠の技術”とか、高い専門性を求められる技能であれば別なんでしょうけど、それでも一生同じ水準でいられるわけではなく、日々日々変化はしていくわけで。

ただ、ふと思ったことがあって。
例えば、メール投稿して採用されたものって、内容は違えど方向性は同じ感じだな、とか。
SNSで少し話題になるものも、地域の話題を絡めたものだなとか。
相手が打って響く人であれば、真っすぐを投げると動いてくれることがあるなとか。

これは、傾向なんだと思います。
別に優れた技能があるわけでも、狙いがいいわけでもなくて。
これまで自分の中に取り込んできたものがうまくかみ砕けていて、それを表に出すルートが理にかなっているのかなと。

 

自分の強みって、本当は自分じゃわからないんですよね。
人から言われて、初めて気づく。
もしくは、何か同じような実績が積みあがってきて、後ろを振り返って初めて知る。
「もしかして、私、これが得意だったの・・・?」と。

『強み、弱み』と言っている時点で、それって、そこにモノが2つ以上ないと成立しない概念なんですよね。
比較して、序列をつけている。
だから、自分一人だけでは、その答えは出ないんです。

 

だからと言って、誰かに勝てとか、強みを作れというわけでなく。
人から言われたり、結果から見えてきた強みって、結局は
”自身がこれまでどう生きてきたか”
という部分に由来していたりするんですよね。
ということは、一日一日を、生きて。
それを積み重ねていけば、何かしらは人と比べての”強み”になっているはずなんです。

 

 

人間というのはあまのじゃくなもので。
私は特にそうかもしれませんが。
まあ、自分の強みが何かを自覚すると、その強みを生かそうとして、何かを狙ったり、打算を考えたりするんですけれども、そういうときって、決まってうまくいかないものです。
理不尽ですよね。
でも、それが人生の面白いところだと、私は思います。

 

結局、強みというのは、日々の積み重ねの中から生まれてくるんじゃないか、というお話でした。
毎日、アドベンチャーゲームのように正解のわからない選択肢を選び続けている私達には、どう進めばいいかの正規ルートはありませんが。
昨日までの自分を信じてあげて、明日からの未来に希望を捨てずに。
毎日をしっかり、一歩ずつ進んでいくことが、大事なんだと思います。