つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

メール職人

あの番組でも、この番組でも名前をよく聞くあの人。
「メール職人」と呼ばれていたりもします。

多くの場合は、”コンテンツに限らず幅広く採用される方”がそう言われたりしますが、ごく一部の界隈に限ると、私自身もそう言われたりすることがあったりもします。

メール職人、その前からだとはがき職人という言葉もありましたが、その認識にプライドを持っている人もいる反面、そう呼ばれることをあまりよくは思わない人もいます。

難しいですよね、そのチューニングは。
正直なところ、対象としているコンテンツや人で大きく変わると思うのです。

”人の認識”で考えるとわかりやすいのですが、メールをいつもくれる人を
「番組のファンだ」
と思うタイプの人であれば、そこは割り切りができる。
でも、
「メールをいつもくれる人=私のファンだ」
という認識をする人だと、ファンはメールを送らないとかなと思ったりもする。
また、既にキャリアがある人と、駆け出しの新人でファンが少ない人とでも違ったりします。

 

メールの書き方、内容、どうすれば採用されるか・・・
メールを書く人にとって、これは永遠の悩みだと思います。
そして、絶対に正解にたどり着くことはない。

「メールの書き方講座」みたいなのを見かけることもあって、たしかにそれは”その講座を開いている人がメールを採用する番組”であれば通用するのですが、他の番組には通用しなかったりします。
私自身、もちろん全く別の分野ですけれども、意見をもらって採用するみたいな仕事をやったりしたことがありますが、それも採用する明確な基準があるわけじゃなくて、個人や数人の”感覚”で選んでいました。
感覚というあやふやなもので選んでますから、そこに必勝法みたいなものはないんですよね。

 

 

そんななか、わりと色んなところにメールを送るなかで私がやっていることは、

  • まずメールを送る
  • 番組やコンテンツの雰囲気にあった内容にする
  • 送るコーナーを絞る
  • 自分の強みを活かす
  • 送りたいときに送る

この5つです。
わかりやすく「この3つです!」と書きたかったのですが、そうはなりませんでした。

 

一番目に当たり前のことを書きました。
ボケなので「当たり前じゃん!」というツッコミが入るかと思いますが、
正直なところ、メール、送れていますか?

私も普通に送るのを忘れていたり、締切に間に合わなかったりしています。
メールを送らないともちろん採用はされないのに、送らなかったりすることがある。
だから、「送る」こと自体が、とにかく大きな選択肢なんです。

 

二番目、これ難しそうですよね。
ただ、これはホント簡単な話で。
静かに自分語りする番組にギャグネタを送っても採用されないじゃないですか。
逆に、バラエティ色の強い番組に「実は自分、こんな悩みがあって・・・」と送っても採用されない。
そういうミスマッチに気をつければ、まず最初に弾かれる可能性は減る、ってことなんです。

 

三番目ですが、これは人によると思います。
私の場合、”ふつおた”と呼ばれるフリートークはスラスラ書けるんですけど、逆にコーナーメールが苦手だったりするので、「ふつおたばっかり書いてコーナーメールを一切書かない」という割り切りをしていることが多かったりします。

苦手なコーナーまで頑張ろうとしても、そのこと自体が苦痛になってしまうなら、そこは回避していいと思います。

最初に私が『ごく一部の界隈に限る』と書いたのは、次の四番目にも絡みますが、このあたりのスタイルがあったりします。
送る番組にはけっこうメールを送るけど、別の番組には全然送らなかったりとか。

 

四番目ですが、書き続けると、自分の得意・不得意がわかってきます。
採用されるかどうかもそうですし、書くこと自体でも「この内容は書きやすいな」とか、「これは難産だったな」みたいなものが出てきます。

私の場合は、「何も飾らずストレートに書いたふつおたが採用されやすい」という傾向があって、けっこうな番組やコンテンツで”初めて送ったメールが採用される”確率が高かったりします。
おそらく、「初メールです」という内容に適した感じの文面なんだと思います。

「それええやん!」と思われるかもしれませんが、それって諸刃の剣でもあって。

味をしめて次のメールを書くと、次のメールには少し”打算”が入ってしまう。
”飾らないストレートな内容”がウリだった人が打算し始めたら、魅力は薄れる。
なので全然読まれなく成って、メールも送らなくなって。
結構時間があいて、何にも考えずスポットでふと送ったメールが採用される、なんてことが割とあったりもします。

こんな感じで、自分にとってのメールの特徴にあわせて、送るというのも大きなポイントかなと思います。

 

で、最後にも当然なことですが、『送りたいときに送る』ってことですね。
正直、”毎週送ってくることでファン認知をしている”みたいなケースでなければ、これでいいと思うんです。
漫然と送ったメールと、届けたい思いが乗ったメール、どちらを採用しますか?
間違いなく後者です。
思いが詰まったメールって、熱のこもった火の玉ストレートなんですよ。
そのストレートには、いろいろなものを突破できるエネルギーが詰まっている。
そう思います。

だから、送りたいと思ったときに送りましょう。
”メールは送れるうちに送れ”みたいな格言は・・・ないですけども。

 

 

最終的にメールの書き方的な話になりましたが、あくまでも私が心がけていることで、もちろん正解はそこにはありません。
ただ、そこそこの汎用性はあるかなと思いますので、筆が走るままに書いてみました。
何か役立つ部分がもしあったなら幸いです。