つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

コロナ後に見えたファン活動のムーブメント

イベントが最盛期だった頃って、週末は毎日イベントに行っているような、熱心に声優さんを追っている人でも「実はアニメは見てない」とか、「ラジオを聞いてない」とか、そういう話をけっこう聞きました。
書いている私も、実はそこまでは全然追えていなかったひとりです。
たくさんのコンテンツに出ているのに聞いているのは週一回のラジオだけとか、それもすぐ聞くんじゃなくて辛うじて聞いていたりとか、そんな状態でした。

 

そして、コロナ後。
好きなものとの関わり方がかなり変わった人が多かったと思います。
従来の楽しみから離れた人もいる一方で、熱心にイベントに行っていた人が、こぞってラジオだったり、アニメだったり、配信番組だったり、雑誌だったりをチェックするようになった気がしています。
そのくらい追う人ってほんの一握りだったはずが、今やかなりの人がそれに近いことをやっている気がする。
体感的なものではありますが。

たぶん、コロナ禍がきっかけでSNSで発信することが増えて情報が追いやすくなったり、毎日イベントに追われていた人が追うものがなくなって、情報がすっきり整理され、取り込みやすくなったりしたのが一因なんだろうと思います。

さらに、現地に行くという形でファン活動の柱にしていた人が『何もなくて私はファンと言えるのだろうか』というような状態に陥り、ネットを隔ててでもその人のコンテンツを摂取したい、という傾向が強まったのもあるかもしれません。

 

この一年って、現場もなければコンテンツもなかなか大きくは動かせなくて。
ただ、単推しの度合いが急激に上がった人や、「この人、いつの間に推しが変わってる?」みたいな変動をした人も、意外と少なくなくて。
SNSや配信など、今まであまり見てこなかった部分を観て捉え方が変わったりだとか、親近感がより増したという現象はありそうです。

 

何が正解、という答えはありませんが。
応援しているその人が関わっているコンテンツに少しでも触れることは、そもそもの本質ではあると思いますし、何より演者さんにとっては嬉しいことなんだろうなと思います。
その本質は、大事に考えて応援していきたいですよね。