つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

みんなが競馬場から帰ってこない理由

なかなか競馬場から帰ってこれません。

どうも、トレーナーのつるまうです。

 

ウマ娘が人気です。
一時期プロジェクトが止まっていたとか、事前登録が3年間続いたとか、アニメはありましたけれどもそんな先行きが見えなかったコンテンツが、一躍アプリゲームの戦闘に躍り出ました。

これは”逃げ”なのか、はたまた追い込みなのか。
このレースの結末が、非常に気になります。

 

ウマ娘がこれだけ人気の理由は、色々な面から推測することができるのですが。
個人的に感じている他のゲームとの違いをひとつあげるなら、

ウマ娘というキャラクター単体に対しての思い入れの深さ

だと思っています。

 

もちろん、他のゲームでも、魅力的なキャラクターは沢山います。
そもそも、今のゲームってほとんどがキャラクターありきですから、底での優劣ってまず付かない。

ウマ娘が特徴的なのは、
システムの時点で、キャラクターへの思い入れを更に増すような工夫をしている
という所なんです。

 

多くのゲームは、チーム制です。
音ゲーは、何人かのアイドルを組み合わせてライブを行います。
デレミリは5人、ポプマスなら3人ですね。
スポーツでも団体競技が多く、サッカーならイレブン、野球ならナインと控え選手が必要です。
FGOなら6人、このファンなどのバトルものも5人いますね。

こういったゲームをやっているときは、一人のキャラクターが好きだったとしても、常にチームのことを考えています。

その反面、ウマ娘は育成モードが『一人のウマ娘を育てる』という内容になっており、これがこのゲームのメインです。
サポートキャラは出てきますけど、あくまでも中心は”この子をいかに育てられるか”

だから、他のゲームでは5等分や9等分にされていた思い入れが、ひとりに集約されるんですね。

 

また、ウマ娘はキャラクターをとてもよく作っています。
レース後のウイニングポーズ(正式名称不明)も、一人一人がとても個性的にできている。
だからこそ、そんな喜んでいる姿を再びみたい!と思ってしまう。

 

そして、シナリオもいいですよね。
このあたりはFGOなんかとも被りますけど、『事実は小説よりも奇なり』。
変に作った話よりも、歴史になっている話って、”強い”んですよ。
だからこそ、語り継がれて、伝説になる。

ハルウララを勝たせてあげたい。

そう思わせるだけで、既にこのゲームは勝負に勝ってます。

 

それだけ、思い入れを持ってしまうと。
『育成』でいい結果が出たり、終わったときって、なんだか泣けてしまうのですよ。
上手くいけば「よくやった!」となりますが、このゲームわりと難易度高めなので、辛酸をなめることのほうが多いくらい。
「ごめんな・・・ごめんな」と思ったり、「次はもっとうまく育てるぞ」と思ったり。

なんか、ゲームの枠を超えた感じになっている人も、多いかもしれません。

 

他のゲームでは仕組みとしてはあまり見かけない”育て直し”ができるのも、いいですよね。

 

 

というわけで、話題だけでなく、長いファンも獲得しつつある「ウマ娘」。
一過性の人気なら、たぶんもう下火になってると思います。
ただ、ウマ娘って、恐ろしいことに「まだ大型のキャンペーンを一切打ってない」んです。
それで、プレイヤーがある程度ついたままになっている。
競馬場から帰ってこない人がたくさんいる。

 

本当に、ゲームリリースからという見方をすれば、”スタートダッシュに見事成功した”ウマ娘
この後はどうなるかわかりませんが、当面の間は競馬場に入り浸る日々が続きそうです。