つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

消耗と長続き

ウマ娘が流行りはじめた、直後ぐらいでしょうか。
誰かが行っていたこんな言葉が、耳に残りました。

『お前ら、どのくらいのスピードでこのゲーム消費しようとしてるんだよ』

はっきりと全文覚えているわけじゃないですが、こんな感じの言葉だったと思います。

 

ゲームって、仕事ではなく娯楽なわけで。
自分にあった速度で楽しんでいけば良いんですよね、本来。
ただ、ゲームを作って運営する方もよくわかっていて、毎日遊んでもらえる工夫とか、ゲームから離れづらくする仕掛けを必ず設けているものです。

その”策略”に乗って、思わずゲームの深みにハマってしまいそうにもなりますが。
そこに無理が生じてくると、楽しみだったゲームがだんだん”タスク”や”作業”になっていき、心から楽しめなくなってしまったりもします。

そこで本当にトップを取りたい!という人ならまだ別なのですが、そういう人は数少ないはず。
きっと、『みんながここまで進んでいるから自分も恥じないように進めたい』とか、本来のゲームを楽しむ要素とは別のところに、目的が行ってしまっていることがあるんじゃないか、と思います。

 

ただ、ここで根っこの部分に立ち返ってみると。
ゲームをするのって、たぶん”楽しみたい”からなんですよ。
日常で疲れた気持ちを癒したいとか、そういう方向なんじゃないかなと。
そこで、心を消耗させてしまうのは、なんか本末転倒ですよね。

これはゲームだけじゃなく、色々な分野でもそうだと思うんですけどね。
何かにハマるとしても、ドツボにハマることのないように。
”良い加減”のかかわり方を見つけていくのが、結果よい未来につながっていくんじゃないかな、と思ったりする今日この頃でした。