つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

ホンネと対話

違和感を覚えたり、異を唱えたくなることって、日ごとに出てきますよね。
よほど明確なことなら、周りを見なくても自己判断してそれで終わり。
でも、「自分はこう思うけど、周りはどうだろう」と思うことももちろんあって。
そういうときは、周りの意見、いわゆる『世論』を参考にします。

 

ただ、最近は特にネット上だと、何かに反論したり、別の主張をぶつけていることって、あんまり見かけなくなりました。
あれだけ無法地帯だったネットが、ある種”いいことばかりが映し出される”場になってきたのかなとも思って、それ自体は決して悪いことではないのですが。

本音が、見えてこないんです。

いいことは「いい」と、いやなことは「いや」と言える権利を持ってるはずなんですよね、私たちは。
ただ、そうなっている理由も、心当たりがあって。
10人中9人が「いい」と言っているものを、『いや、自分はあんまり…』というのは、私自身も少し、躊躇があります。
さらに『それはちょっと…』なんて対岸に行こうものなら、更に勇気が必要になって。

ネットでも、個人が現実でも繋がり出し、個人名まで出るようになったり、いわゆる”特定班”もレベルが卓越してきている今、リスクはできるだけ取りたくないものです。
それは当然だと思います。
まして、このコロナ禍でネットでやり取りする機会も増えてきましたから、その傾向もさらに加速しているように感じます。
そんな感じで、わりと『空中戦だなあ』と感じることが多かったんです。

 

この前、色んな人の意見を、一方的にではなく双方向で聞ける場があって。
それは実際に対面してではなく、ネット上だったんですけど。
人と人とが話すって、うわべだけだと続かないじゃないですか。
だから、わりと本音も交じった話になっていて。
その結果、『私だけがそう思っていたんじゃなかったんだな』という一つの答えをもらえた、そんなことがありました。 

やっぱり、本音を話したり聞いたりするには、対話が大事なんだなあと思います。
理想は、実際に会って話をすることですけど、今のご時世それは難しいとして。
多分それは、電話でも、ネット上のやり取りでもいい。
自分の考えだけを示すのではなく、他の人に意見どうですかと聞いてみる。
それって大事なことなんだなあと、改めて思いました。

 

私は基本、ストレートな物言いが好きです。
自分もそうありたいと思っています。
ただ、それを実行しようとすると、やはりリスクが頭によぎって、婉曲したり、お茶を濁したりしてしまうことが多くて。

それは、バランスをとるという意味では、ある種必要な感覚ではあるのですが。
もう少しストレートに言えるように、工夫はできるんじゃないか、そう思います。
皆さんはどうですか、というふうに他に意見を求めてみたりと、やり方はあるはず。

言ってしまえば、このブログ自体も『Twitterの140字だけだと私は誤解を招きすぎるので長文を書ける場に』として設けたという当初の目的があったりしますので。
そのあたりも活用しながら、自分の意見を出していけたらいいな、と思っております。